今回読破したのは、沢里裕二著「密通捜査」。
女性要人専門警護の警察官(LSP)に所属する、女性警察官が主人公のエロサスペンス小説。
東京のカジノ誘致を進める国会議員襲撃や、都議会議員拉致事件が発生。カジノ誘致に関する陰謀を察知した都知事は、操作をLSPに委ねる。事件に関わる土建業者やその関連企業に潜入捜査を行う事に。そこで、女を武器にした情報収集が行われる・・・
といった感じの、エロメインのサスペンス小説。
主人公は一応存在するが、サブキャラがかなりいい味を出していて、全体的に警察らしいチーム戦を演出出来ているように感じた。
エロのシチュエーションとしてはヒロイン危機一髪の様な感じで、一定のファンは居るだろう。登場人物は、誰もがセックスは捜査の一環と割り切っているので、全体的にサラっとしている。
エロがメインではあるが、全体的に軽めで、漫画を読んでいる感覚でサクッて読了できる。
アイデア的には凡庸だが、キャラの描き方は中々良いと思う。
昔であればVシネマのネタとして丁度良い感じだ。
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