女悪魔(サキュバス)を操り敵を倒す3人称視点アクションゲーム「She Will Punish Them」が、test期間を終え正式なVer.UPとなった。
testVer.から大きな変更点は無いが、細かい点で改良が加わった。
<コンバットパーティの変化>
testVer.(以下前作)では、モンスターと共に戦いに赴いたが、同じサキュバス達と戦う様に変更された。
仲魔のサキュバスは、主人公同様経験値でレベルが上がり体力などが増える。また、レベル上昇で身に着けられるアーマーが増えていく。
今迄は主人公のみがアーマーをコーディネート出来たが、今作から仲魔のサキュバスも自由に(レベルにより制限はあるが)コーディネート出来る為、楽しさが広がった。
尚、ある程度の高レベルアーマーを身に着ける為には、最低15レベルが必要の為、仲魔も平均的にレベルを上げていく必要がある。
仲魔は最初は1人だが、救出ステージをクリアする事で増員が可能。
自分が倒れると当然ゲームオーバーだが、仲魔は途中で力尽きても、アジトに戻る事で体力全回復(持ち物もそのまま)で登場する。
細かくなるが、仲魔たちとはインベントリ画面でアイテムの受け渡しが可能。右下のキャラクターアイコンをクリックする事で各キャラクターのインベントリが開けるので、渡したいアイテムをクリックして相手のキャラアイコンをクリックする事でアイテムを渡す事が出来る。
仲魔もプレイヤー同様デフォルト設定からカスタマイズが可能。実質自分好みのキャラクターを複数製作可能で楽しみの幅がさらに増加している。
尚、前作の仲魔であるモンスターは、召喚スクロール(アイテム)で呼び出して戦わせる事が出来る。
<アイテムの増加>
一番の変更点は、アーマーの種類が増えた事だ。
前作ではアーマーの種類が少なく、コーディネートが中心であるこのゲームの面白さを半減(以下)にしていた。
今作では過去のアーマーも復活し、コーディネートの幅が広がった。また、仲魔のサキュバスもコーディネートできる為、この仕様は歓迎だ。
アイテムでも兜の種類が増加。
また、アイテムにレア度が設定され、同じアイテムでも攻撃力、タレント属性(火・氷・雷・毒)が異なる為、こちらもコーディネートの幅が広がってる。
<ボス戦の追加>
チェックポイントステージに(巨大)ボスが配置された。
カッコいいボスたちと迫力の戦いが繰り広げられる様になった。
とはいえ、ボスの攻撃判定が良く判らない為、とにかく張り付いて殴りまくる戦いになりがち・・・^_^;
<アジトのカスタマイズ>
クリスタルを使用しアジトの各部屋を開放していく。
大浴場、バスルーム、大広間、地下室が開放できる。
更に各場所に同じくクリスタルを消費して家具などを設置できる。
中には、拷問器具的なSM器具があり、しかも(自分で)使える。(笑)
設置できるオブジェクトも豊富で考えるだけでワクワクする。
自分だけのアジトを作ろう!
<キャラクターグラフィックの変化>
これは、思い込みかも知れないが、キャラクターの肌のテクスチャが滑らかになった・・・気がする。
<ワンポイント攻略>
武器により初弾の当たり方が違うので、間合いを見切る事が重要。コンボの際当たらない事が多いので武器の連続振りの動きを熟知しよう。
スタミナにより武器を連続で振れる回数が変わるので、自分のメイン武器の特性に合わせてスタミナスキルをアップさせよう。
というか、武器を振り回して攻撃力を維持する事が重要なので、スキルアップの最重要項目の一つだ。スタミナアップにプラスして、スタミナ回復スキルをアップさせる事で攻撃の手を緩める事がなくなる。
序盤は攻撃力、防御力がともに低い為集団戦で死ぬ確率が高い。序盤は弓を装備し、遠距離から敵の集団を減らしながら戦おう。(尚、この戦法は序盤以降でも有効)
近接武器は連打でコンボとなるが、前進しながら繰り出す為自ずと敵の集団に突っ込んで行く形となる。
攻撃は自動サーチで近くの敵を攻撃していく為思った敵を攻撃出来ず、突入してスタミナが切れた場合、敵の中で孤立してしまう。そこに集団から連続攻撃を喰らう可能性が高く、防御力が高くてもコンボで集団に突入する事は危険だ。
コンボはスタミナを見ながら決め、スタミナが切れそうな場合は途中で止めてロールで離れよう。
敵の集団の位置を確認して、突入しても囲まれない位置からコンボを入れよう。
また、弓・魔法で遠距離から敵の数を減らしたりダメージを予め与えて倒しやすくしておく事も重要だ。
弓兵は要注意の敵。
このゲームは敵から攻撃を受けた時(打たれ強さスキルが少ないと)自分の攻撃が中断させられてしまう。
弓兵で遠距離から動きを止められた所に、近接部隊のタコ殴りが入る可能性が高い。回り込みや弓を使い真っ先に倒そう。
特に注意したいのが、アーマードアーチャー。硬いうえに弓の攻撃力が高く、打たれ強さスキルを上げていてもかなりのダメージを被ってしまう。
正面からの攻撃はガードする事が可能。
集団戦でスタミナが切れそうな時はコンボを止め、取り合えずガードしておく事も有効だ。
また、巨大ボスの攻撃もガードで防ぐ事が可能。
敵は種類によって動きが違う。
敵の動きを見切り、しっかりガードして反撃しよう。
コンボでの前進を活かし、敵を地形に押しつけて、固めてタコ殴りに出来る時がある。
上手く地形を利用しよう。(但し、余りにも地形にめり込むとバグで地形にハマってしまいゲームが進行出来なくなる場合がある。ほどほどにしよう)
まだまだアーリーアクセスベルで作り込みが甘く、所々致命的なバグが発生する。
先にも述べたが、地形の隅や角にキャラクターがハマりやすい。
それでも、初代を思わせるアーマーコーディネートの楽しさは健在。
また、成長要素のスキルも多岐に渡り、長く遊べる要素もある。
自分が作ったオリジナルキャラの着せ替えをして戦う、という面白さが判るなら是非プレイしてみよう!
<アップデート>
アップデートで新たなアジトが開設された。
2階建ての明るい瀟洒な感じの内部で、内装を考える事が面白そうだ。
また、新しい武器・防具が加えられた。
<仲魔の追加>
救出ミッションが追加され、同時に最大7名の仲魔を持つ事が可能となった。(戦闘には最大3名を帯同出来る)
先に述べた通り、それぞれの仲魔もデフォルト状態から自分好みにカスタマイズする事が可能。各キャラクターのアーマーや使用武器のコンセプトを考える幅が広がった。
<新ロケーションの追加>
マップ上で敵の居留地を攻略していくと、大量の敵と戦う敵の本拠地が開放される。
これまでは、城とアンデッドの本拠地の2か所だったが、新たにオークの本拠地が追加された。高低差のあるマップで、かなりの広さがあり攻略しがいがある。
また、城砦ステージが2つ追加された。
弓兵の攻撃が激しく、立体的で苦労させられるステージだ。
アップデートが繰り返されており、通常ステージ、拠点ステージ共に新ステージが追加されている。
<ポーザーモードの追加>
元々、ミラースタンドや各種家具等の前でポーズが取れる仕様であり、それに加えフリー撮影モードが搭載されている。
アップデートでは、撮影モード時にポーザー機能を使用して自由にポーズを作る事が可能となった。大まかな関節のマーカーをクリックし、ガイドラインをドラッグする事で各関節の調節を行う。
また、表情をスライダーで変化させる事が可能で、背景や家具等のギミックと組み合わせる事でオリジナルグラビアを完成させる事が出来る。
7人いる仲魔も同様にポーザー機能でポーズを作る事が可能だが、表情を変える事は出来ない。
この機能は、このゲームの大きな特徴である、カスタマイズしたキャラを動かす、という遊び方を大きく補完するものである。この機能で使用するアーマーやコスチュームを集める為にアクション部分を繰り返しプレイするという仕組み。苦労するだけにオリジナルグラビア作成には力が入る事だろう。
但し、撮影モードを含め操作性がよろしくない。この辺りは別の部分で忍耐力が必要だ。アップデートでの改善を強く願いたい。
<日本語ローカライズ>
ようやくというか、遂に日本語ローカライズが搭載。
ただ、武器の名前など微妙な翻訳が多く、別になくても良いかな?という感じ・・・^_^;
<僕の追加>
前作同様モンスターを僕として行動させる事が出来る様になった。前作にあったモンスターのリクルート屋がオープンしたので、そこでモンスターを雇う事が出来る。僕は全5匹雇う事が出来る。これにより、最大仲魔3名+僕5匹で敵地に殴り込む事が可能となった。
僕は経験値により、クラスチェンジ、レベルが上がっていく。アーチャーにもクラス替えできるので、プレイヤーしか操作できなかった弓での援護が厚くなる。
追加アップデートで、僕の使役数が15匹まで増加。
更に死人系のみだった僕がスケルトン系も追加され、より多彩な軍団を構成出来る様になった。
<アイテム属性付与>
アイテムを合成し、タレント属性を付与できるようになった。
但し、現時点では防具のみの合成しかできず、しかも、防御力が高いノーマル防具に防御力の低いタレント防具を合成すると防御力が低いモノになるだけで意味がない。
今後改良が必要か、要らない機能である。
このゲームのキモは、繰り返しになるが、キャラクターのアーマーコーディネートである。戦闘で獲得したお金を使い、アジトにあるショップでアーマーを買いそろえていくのだが、ショップの取り扱いアイテムは戦闘に出て帰ってくる度に変化する。この為、欲しい時にはお金が無くお金がある時に欲しいアイテムが無い、という事態が多発するが、これが繰り返しのプレイモチベーションに繋がっている。
新アーマーも増え、装備させるべき仲魔も増えた為、繰り返しプレイが必須だが、上記の仕様が上手く働き、長時間プレイへのモチベーション維持が可能となっている。
今後ゲームの仕様としては、恐らく大きな変化は無いと思われるが、多数の女悪魔がモンスターを狩って大暴れするユルいゲーム部分と、自分好みのカスタマイズを施したキャラクターをコーディネートする楽しさのバランスが絶妙に融合した良質ゲーム。
今後のアップデートも楽しみな作品だ。
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