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エンター・ザ・ドラゴン途中経過2

  • 執筆者の写真: 竜騎士
    竜騎士
  • 2月20日
  • 読了時間: 3分

第1回エンター・ザ・ドラゴンは各地で盛り上がりを見せている。そんな中、意外な名勝負が生まれた。今回はその試合をリポート。


<ギガンテス・ユウ>VS<里美里>

ギガンテス・ユウは、古参のヒールレスラー。巨漢を生かしたパワーファイトとヒール殺法を武器に、全国の巡業では欠かせないレスラーに成長した。ヒールではあるが子供からお年寄りまで幅広い年代層に人気がある。それは観客の満足度を第一に考え試合を組み立てる技術に裏付けされる。そんな団体の実力者に挑むのは、デビュー間もない新人里美里(さと・みさと)。里は練習生の頃から落ちこぼれのレッテルを張られ、練習生のままデビューできないのではないか?と思われていた。技術的には乏しく、試合展開を考える余裕すらない。そんなある意味不器用な里の唯一、そして最大の長所が打たれ強い身体と心だ。驚異的な受け身技術を誇り、練習生の頃から苦渋に耐えてきた精神力を持つ里が、ギガンテスにどこまで食い下がるか?その結末は、あまりにも意外なモノであった。


試合序盤から、体格で上回るギガンテスが圧倒する展開。コーナーポストを利用したのど輪落としから場外戦に持ち込み、リング内外で暴れまくる。7分31秒、それまで多用してきたギガンテスのヘッドバットを受け里が流血。しかし、ここから里の驚異的な粘りが目覚める。

8分15秒、里はダイビングエルボーからのダイビングボディプレスで反撃。そこから再び場外戦にもつれ込む。場外ではさすがに試合巧者のギガンテスがリードを取り、再びリング内へ。ここから立て続けにギガンテスが大技を連発。アックスボンバーからハイアングルジャンピングパワーボム、ダイビングギロチンドロップ、ジャイアントスイングを繰り出すが、いずれも里は受け切り、立ち上がってくる。流血した小柄な身体のどこにこれ程の気力が残っているのか?いつしか場内は、里への声援がこだまする様になっていた。その声援にこたえるかの様に里はジャンピングヘッドバットで反撃。カバーに行くもカウントは全て2.9!

20分過ぎに三度場外戦でペースを取り戻したギガンテスが、必殺のギガントボム!これをカウント2.9で返す里。22分46秒に再びギガントボムを喰らうもこれも里は2.9でクリア。場内は割れんばかりの声援と拍手。里は最後までジャンピングヘッドバットで反撃を試みるも、遂に力尽き三度目のギガントボムを喰らい、試合終了となった。

 

試合評価を見て頂ければこの試合の盛り上がりは一目瞭然。それ程里の気迫溢れるファイトが観客の心に響いた。しかし、その里の粘りを引き出したのは、間違いなくギガンテスの試合運びだ。改めて両名には心からの拍手と称賛を与えたい。

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