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AVとの境界とは? 「小田飛鳥」


着エロはグラビアアイドルの一翼を担うジャンルではあるが、それはかなり異端視される存在であった。

グラビアアイドルは、その始まりから「健康的な」お色気で男性から注目される存在で、肌の露出的には三角ビキニ程度が限界であり、また当時はそれでも十分に刺激的であった。

時代は移り、バブル景気に沸く平成時代では、巨乳ブームのアンチとして貧乳や巨尻といった各身体のパーツをフィーチャーしたグラビアアイドル達が登場する。その中で尻を強調するTバックを元に身体の露出傾向が拡大していく。

その過程で、(何かを)身に着けているがエロい=極端な極小水着や水着ではなく、手やアイテムでバストトップと大事な部分を隠しているだけという、いわゆる着エロアイドルという存在が誕生した。

着エロは一定のファン層を獲得するに至ったが、それは目先の過激さに訴えただけのカンフル剤的な人気であり、脱がなければ何も残らない、また、全て脱いでしまえばそれも何も残らないという危うい存在であった。

全て脱いでしまえばそれはアイドルではない存在=AV女優(ヌードモデル)になるのだ。これは、完全に住む世界が異なる事になる為、アイドルで居ようとする人は最後の最後まで脱がない事を貫いた。

ただし、それはたとえオールヌードになったとしても大事な部分は隠し、AV的なポーズや動きはしないというだけのモノで、実質的には着エロの「着」がなく、ただエロいという存在である。着エロとエロの境界が薄れてきたという事は、アイドルとAVの境界も曖昧になってきている事を意味する。

この小田飛鳥は、ルックス的には鋭い眼が特徴で、身体はIカップバストが魅力。ただ、それだけであり、売れそうなタレント要素はほぼ無い。作品によっては完全に脱いでおりバストトップも見せている。この時点ですでに着エロの領域を超えていてソフトAVといった趣である。ここまで来ると、アイドルと呼べるのか?という問題が出てくる。

とはいえ、現在は多様化の時代で各種境界があいまいになってきている。AV女優がセクシー女優と呼ばれ、普通にTVなどのメディアに出演出来る時代だ。更に、SNSの登場で各自が情報発信できるので自称であれば何でもあり、という世の中の風潮がある。

彼女はYouTubeでチャンネルを持っており、そこから各種DLC販売に誘い稼ぐという、ある種今の時代の着エログラビアアイドルのテンプレート的な仕事をしている。

つまり、着エロアイドルの変遷と共に仕事の仕方=業界も変わってきているわけで、彼女はそれを忠実になぞっているわけだ。

彼女のチャンネルは、プロモーション的には良く出来ている方で、完全にエロを売りにしておきながら肝心な部分はぼかして隠すという引きで、DLCへ購入者を誘う方法が上手い。やっている事はベタなのだが、こういう部分でプロモーション力が出ているという意味では、時代に合った着エロアイドルと呼べる。

まぁ、個人的には既にAVに片足以上突っ込んでいてアイドルではないと思っているが・・・^_^;

そういう意味では、昔も居たソフトAV女優(疑似AV)といっても差し支えないと思う。

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