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REALISEの申し子「川崎あや」


ここ最近(と言っても既に数年前だが)、グラビアアイドルが身に着ける水着に一つの流行が見られる。

REALISEというメーカーの水着である。

確かに同社の水着の、色使いを含めたデザイン・カットは、シンプルながら良いモノがある。しかし、それだけでここまでのブームとなっただろうか?

どんなモノでも流行る切っ掛け、という始まりが存在する。

個人的には、REALISEの快進撃の推進者は、「川崎あや」で間違いないと思ってる。

青年誌(ヤングジャンプだったか?)で披露されたトリコロールカラーのREALISEのハイレグ水着は鮮烈な印象を与えた。

彼女は、それまでのグラビアアイドルのイメージとは一線を画す雰囲気を持ち合わせていた。全体的に華奢な感じで、一般的な豊満なイメージのグラビアアイドルを見慣れた者からすると、一見無視してしまいそうになる身体。

しかし、彼女はその細い身体を逆手に取り、ビキニ路線ではなくワンピース水着で身体全体の線を魅せる事に集中した。しかも、カットの鋭いハイレグを身に着ける事で更に男性陣の目を惹きつけた。

そこにジャストフィットした水着が、件のREALISEの水着だった。

彼女を表紙にした雑誌は、かなり売れた事は想像に難くない。実際、一時期は何処を見ても彼女が表紙を飾った雑誌を見かけた。

ローライズ、鋭いハイレグと下半身を強調する水着選択は功を奏し、多くのファンを獲得した彼女だが、2020年に引退。

誰もが早すぎる引退と思っただろうが、個人的には懸命な判断だったと思う。ほぼグラビアだけの活動であった事がその理由ではないかと思っているが、ただでさえ面積の小さな水着で頑張っていたので、これ以上となると完全にAV一歩手前の着エロ(死語)アイドルに移行して行った事だろう。

結局そうなった時はグラビアアイドルとしての価値が底をついた時なのだ。グラビアアイドルは、水着を身に着けているからグラビアアイドルなのであって、何も身に着けていなければそれはセクシーアイドルや地下アイドル同様、地力だけが頼りの存在なのだ。ある意味、需要のあるうちに辞められた事は、幸せな事だ。

グラビア界に限らず、ウケた現象は雨後の筍の様に模倣を生む。

彼女の登場後、グラビアアイドルは、ベテランも新人もとにかくREALISEの水着を身に着けだした。更に彼女の過激な水着は変形水着の大繁栄という側面にも影響を与えた。

彼女は、こうして多くのフォロワーを生み、グラビアアイドルの新しいファッションリーダーとしてグラビアアイドル界に偉大なる足跡を残し去って行った。


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