近年のグラビアアイドルの標準水着については何回か述べてきた。
主流は変形水着のY・V・T・O型だが、ここに来てトップレスという新たな潮流が生まれつつある。
その先頭を走るのが「爽香」(さやか)。
以前は「藤堂さやか」として活躍していたが、心機一転で「爽香」として活躍中。
結局、行き着く所まで来た感のあるグラビアアイドルの水着事情だが、正直これは水着なのか?と問われれば、水着ではない、と言い切れる。
見せるニップレスは、本来の目的ではなく完全にストリップの要素を孕み、それは水着がユニフォームのグラビアアイドルの範疇を大きく逸脱するものだろう。
昔の着エロの要素(=グラビアアイドルとは違う要素で勝負する女性タレント)が、普通のグラビアアイドルの世界に波及してきている。
バストトップが見えなければセーフという、良く判らない理論が常識となってきているわけだ。
この傾向は、グラビア界にはプラスに働かないと感じている。
結局最初からすべて出し切っているわけで、先の展開がない頭打ち状態なのだ。カンフル剤は、何回も打つと効果が薄れる様に最初のインパクトの後は下がるだけなのだ。
しかも、彼女の様な豊満ボディは、体形が崩れたらもはや価値がない。
水着で矯正すれば逆に露出が少なくなり更にインパクトは薄れていく。余程上手く魅せる技術が必要だろうが、そこまでする覚悟のあるタレントと写真家、演出家は居るだろうか?
こうした過激路線を全てのグラビアアイドルが行う様になれば、サイクルが早くなるだけでグラビアアイドルの使い捨てが始まる。
最初に脱いで終わり。というタレントは、その後どうなってしまうのだろうか?事務所の売り方が問われるだろう。
グラビアアイドルが、グラビアから他のジャンルにステップアップする事は、今の時代であればSNSや動画サイトがある分昔よりは間口が広いだろうが、それでも、1,2回激しい露出をしただけで記憶に残るようになるには、余程の事をしなければならないだろう。
果たして、それはグラビアアイドルなのだろうか?
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