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過ぎ去っていくゲーム

執筆者の写真: 竜騎士竜騎士

再三述べているが、再古参ゲーマーを自負する身としては、触れてきたゲームはなるべく記録として残して(個人の感想とはいえ)後世に残していきたいと考えている。

そんな思いで始めた企画「思い出ゲーム10本勝負」が、この度100本目を迎える事が出来た。


100本目は「同級生」。

詳しくはコラムに譲るが、ゲームの奥深さに加え、当時の生活環境にも影響を与えた大変思い出深いゲームだ。記念すべき100本目に相応しいゲームだと思う。


ビデオゲームが登場して半世紀ほど経とうとしている現在、ゲームは日常に溢れ、プレイヤー層は子供から大人、男女問わず、しかも世界的に広がっている。

ゲームをすると頭が悪くなる、ゲームセンターは不良の溜まり場、ゲームをしても得るものは何もない等、ゲームに対する風当たりが有無を言わさなかった時代を知る者で、現在もゲームをプレイし続けている人はどれ位いるのだろうか?

そんな時代を見てきた身からすると、現在のゲーム業界の熟成度は大変感慨深いものだ。


多くのゲームが発売され、消費され、消えて行った。

デジタルデータであっても、プレイされなければ人々の記憶から消えて行ってしまう。そのゲームが好きか嫌いかは個人の感想だ。万人に受けているからと言って、嫌いな人がいないわけではないし、ニッチなゲームでも好きな人は必ずいる。そんなニッチなゲームや古いゲームは記憶からのデリートタイムが早い。私も記憶を掘り起こしながらコラムを書いているが、キッチリと記録していたわけではないのであやふやな部分も多い。

それでも、こうして記録として残していく事で、ゲームの楽しさを後世に伝えて行きたい。その為に、ゲーム内容に当時の思い出をプラスして書くように努めている。


ゲーム性云々は、その筋の方に任せ、私個人としてはゲームをプレイしていた時の「楽しさ」を伝える事が重要だと思ってる。


ゲームは楽しい!


これが、黎明期に逆風に耐えてきた古参ゲーマーの想いだ。

 
 
 

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