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執筆者の写真竜騎士

Meet My Teacher

更新日:4月27日

*以下はアダルト作品のレビューに付き、18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。

今回紹介するのは「Meet My Teacher」。steamで発売中のタイピングゲーム。

画面内に表示される文字や記号を時間内に入力する事で、エロいグラフィックが拝める内容。タイトル通り「(女)教師」がモチーフのご褒美グラフィックが拝める。

基本無料で楽しめるが、DLCで追加グラフィックを購入可能。

さて、グラフィックの雰囲気を見て頂ければ一目瞭然だが、ご褒美グラフィックはAIにより作成されている。

生成AIが注目されて久しいが、AIイラストの世界も急速に裾野を広げている。様々な描画エンジンが開発されているが、ゲームに使用される画像はどれも似た感じの描画である。これは、商業利用できるエンジンが限られているからなのかもしれない。何れにしろ、一目でAI作成と判るモノが多数である。

更にAIならではの描画のクセ(というか短所)が顕在されており、同じ様なポーズが多く

使用されている事が一つ、そしてもう一つは指の描画の不備だ。

指(手足共に)の描画はAIの苦手分野で、いくらネガティブプロンプトに組み込もうとも、AIの学習が追い付かない様だ。逆に言えば、それだけ複雑な構造を持つ人体をAIは理解できないとも言える。

話しは逸れたが、指以外は問題ないレベルで描き上げてくる事が多いわけだが、その場合、レタッチ処理を施して採用する事は当然であろう。しかし、実際には妙な関節や指の本数をそのまま採用して売り出している作品が多い。

先に述べた様に、AIは人体の構造を完全に理解していない。その為、「それっぽく」見える画像を生成してくる。それらは、イラストとしてある程度完成度がある為、パッと見た目上手く出来ている様に見える。しかし、見る人が見れば違和感にはすぐ気が付く。(人体描画と共に、画面の構図・遠近法がおかしいというモノも含まれる)

それらの作品を採用する事は、言ってみれば不完全な不良品を売りつけている様なモノだ。

個人的にこの様な傾向には憂慮している。

生成AIを使用した創作活動の広まりは歓迎するが、粗製(実はAIは粗製が多い)乱造による作品自体の質の低下は改められなければならない。

折角のツールを使いこなさなければ、ゲーム全体の質の低下を招く恐れがある、というか、すでに発生していると思われる。

これは、ゲームに限らずAIイラスト集販売にも言える事だ。

全体の画としての構成と共に、最低限指には気を配るべきだし、不備があった場合レタッチする手間を惜しんではいけない。


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