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無料ゲームのススメ

  • 執筆者の写真: 竜騎士
    竜騎士
  • 8月1日
  • 読了時間: 6分

無料・・・その名の通り料金が掛からない事だ。

ゲームにおいても、全く料金が掛からない「フリーゲーム」と(基本)無料の課金ゲームがある。


その昔、パッケージゲームしか販売されていなかった頃、1本のゲームを買う事は相当勇気のいる事だった。乾坤一擲の気概で購入するゲームを選んでいた。

時代が少し下がると同人ゲームが登場する。同人誌のゲーム版で、多くは販売を目的としていたが、中にはネットを介して無料でダウンロード配布されていたゲーム(フリーゲーム)も存在した。そうしたゲームの中には名作と呼べるゲームも多数あったわけだが、個人的にゲームを買う事に躊躇する時代を過ごしてきたので、単純に無料(タダ)で遊べるゲームは嬉しい存在だった。


こういったフリーゲームの存在意義とはなんだろうか?

様々な意義はあるとは思うが、ゲーム業界全体で考えると、プレイヤーの裾野を広げる、という意味合いが大きいだろう。

先ず、小さな子供(小中学生)は、資金面的にゲームを購入する事が難しい為、ゲームプレイ人口は少ない。しかし、フリーゲームでゲームに触れる事でゲームが好きになる土台を築かせる事が可能だ。

そして、日本の経済が低迷している中、息抜きとしてのゲームを必要としているのがメインの若者世代(20~30代)だが、ここでも、安いゲームが求められている。

この時代、(ビデオ)ゲームは老若男女に浸透した存在となっているが、それはビデオゲーム黎明期(70年代から80年代初頭)にゲームセンターやファミコンでゲームに触れてきた世代が、そのままゲームを続けて来たからだ。そうなる為に、常に若い世代にゲームに触れ続けてもらう必要がある。ゲーム業界が続いていくにはプレイヤーの存在は不可欠なので、その人口を維持する為にフリーゲームの存在は大きい。


フリーゲームのもう一つの存在意義の側面はマーケット戦略だ。

判り易いのはデモ(体験)版で、ゲームのさわりを体験してもらい、気に入ったら本製品を購入して貰おうというパターン。これは王道だろう。

変化球的なパターンとして、自サークル(ブランド)の開発技術力を見せつけるべくフリーゲームを公開し、自分達に関心を持ってもらおうとするパターン。これは、ここから新しいゲームが生まれる可能性を秘めている為、積極的に応援していきたいものだ。


フリーゲームと似ているが異なる存在として「基本」無料ゲームというモノが存在する。

基本無料なので、当然無料で遊べるのだが、フリーゲームと異なる点は「課金」システムが存在する事だ。

こういったゲームは、一定のレベルまでは無料で楽しめるが、急に先に進む事が困難になる傾向にある。ゲームを進める為に、有利なパワーアップアイテムだったりキャラクターだったりを課金でGETする仕掛けだ。会社としては如何に課金させるかが問題であり、これは、先述したフリーゲームのあからさまなマーケット戦略と言える。

こうしたゲームは、最初の時点である程度完成されていて、追加コンテンツを購入してもらう事が前提で作られているのだが、無料部分でプレイヤーを集め、コンテンツ購買に向かわせる流れは、フリーゲーム⇒ゲームプレイヤーの人口確保と同じだ。ただ、より自分の会社向けで視野が狭くなっているだけだ。

無料であれ何であれ、プレイヤーは面白いゲームを求めているわけであり、そこに導くためのプレイヤー人口確保という基礎体力を鍛える為のフリーゲームという存在は重要である。


さて、現在いくつかの基本無料ゲームをプレイしているが、中でも「Lust Goddess」「鋼嵐~メカラシ」の2作品は、ほぼ毎日プレイする作品だ。

この2つに共通するプレイモチベーションは、ガチャによる追加ユニット(パイロット)だ。そして、その追加の大きな魅力はそのビジュアルである。

両ゲーム共、ゲーム性としては戦術シミュレーションで、ユニット同士をぶつけ合って勝敗を競う内容。ユニットの性能が重要だが、Lust Goddessは、ユニット=(女性)キャラで判り易いが、鋼嵐~メカラシは、ユニット自体はSTと呼ばれるロボットだが、パイロットのスキルが重要だ。

つまり、両ゲーム共に強くなる為に必要なものが(キャラ)ビジュアルである、と言える。

そんなわけで、個人的にゲームで強くなる事よりも、好みのユニット(パイロット)を集める為にプレイしている。(強くなる事は二の次である)ゲームの楽しみ方としては、少しズレているのかもしれないが、結果的に強くなっていくので間違ってはいない。

しかし、いくら気に入ったビジュアルを集める為とはいえ、毎日プレイするにはゲーム自体に魅力が無ければならない。この点でそれぞれのゲームに共通しているのは、周回プレイに耐えうるゲームであるという部分。

Lust Goddessは1プレイが短く気軽にプレイ出来るし、鋼嵐~メカラシは、多数のミッションがあり飽きさせない。

もちろん、ゲーム性の好みは人それぞれだが、強烈なビジュアルの客寄せと周回プレイをさせるゲーム性が無料ゲームには必要不可欠であろう。

さて、無料ゲームに関連して「フラッシュゲーム」についても述べておきたい。

フラッシュゲームは、基本ブラウザ上で動くゲーム。かつてはネット上に溢れていたゲームだ。多くはミニゲームの様なモノだが、手軽に暇つぶし的に遊べる良作ゲームが多く制作されていた。

フラッシュプレイヤーの安全性等でサポートが終了し、現在プレイする事は困難になりつつあるが、名作と呼ばれるゲームも多数存在した。

とにかく数が多く、手軽に遊べる部分とネットに繋いで遊ぶという部分で、ネット黎明期にネット接続の敷居を低くする要因の一つにはなっていたと思う。

個人的に思い出のゲームはいくつかあるが、「カウンタースナイプ」「クラッシュ・ザ・キャッスル」「ザ・ラストスタンド ユニオンシティ」は、かなりハマった記憶がある。


最後に、基本無料のゲームの注意点として、課金する・しないは本人の判断になるが、ギャンブル系のゲーム(ポーカーやブラックジャック等)は、射幸心と直結している為課金に対する敷居が低くなりがちだ。いくら自己判断だとしても、ゲームと現実の境を忘れる様なのめり込みには十分注意して頂きたい。


お手軽仕様でもハマる程の楽しさを提供出来る。ここにゲームの本質がある様な気がする。

単純な作業の中にあるゲーム性に気付いた時、面白いゲームのアイデアが零れ落ちてくるのではないだろうか?普段の生活の中でも、動作について観察する事は有意義な事だ。

そんな気付きを無料ゲームからは感じる事が出来る。

 
 
 

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