今回の特集は、3マッチパズルゲーム。
3マッチパズルは、様々な種類のブロック(パネル)を動かし、3つ(以上)繋げる事でブロックを消していくパズルゲーム。
落ちモノパズルと似た画面構成だが、落ちモノと違い、次に落ちてくるブロックが判らないし、画面構成もゲームによってさまざまあり、消した後のブロックの流れも異なる為、連鎖が発生したとしても続くかどうかは運次第。ある意味、これが3マッチパズルの特徴であり面白さであるといえる。
また、多くのゲームでは4つ以上まとめて消す事でお助けアイテム(大抵は広範囲を消すアイテム)が出現してゲームにアクセントを加える。
と、簡単なルールで運により爽快な連鎖演出が楽しめるところが、3マッチパズルの面白さだ。
その演出に関しては、ぷよぷよ2で確立された、画面サイドに表示されるキャラクターグラフィックとアクションが各ゲームが鎬を削る部分となっている。ゲーム性がシンプルなだけに、目を惹くキャラクターと、ブロックを消した時の派手な演出に力が入れられるのは必然だ。
結局のところ、3マッチパズルに於いて面白いか面白くないかは、表示されるキャラクターの魅力による。その為クリア条件を満たす事でエロい画像が表示されるエロゲーとの親和性が高く、多くの3マッチエロゲーが発売されている。この為、3マッチ=エロゲーというイメージの刷り込みがあるかもしれない。しかし、それは逆で、3マッチのゲーム性にエロがベストマッチしている状況なのだ。
当然ながらエロ以外でもRPG仕立てでゲームが進行していく作品もあり、幅広い親和性が見て取れる。
こう考えると、ゲーム性をプラットフォームに多くのジャンルに跨るゲームが誕生する土壌が出来ている。アイデア次第で楽しいゲームが作れる可能性がある。
今はてっとり早いエロが幅を利かせている状況(というか、エロは殆どのジャンルと親和性がある)だが、今後、奇抜な世界観と融合した楽しい作品が出て来る事を願う。
⇑アクションと融合した新しい3マッチパズル「10,000,000」。
基本のゲーム性はそのままにアクション性を高くしてスリリングなゲーム展開が楽しめる。
その多ジャンルへの親和融合性の高さで、シューティング・RPG・シミュレーション・アドヴェンチャー等に続き、3マッチという新しいジャンルを創り上げたといえる部分は、評価に値するのではなかろうか?
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