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  • 執筆者の写真竜騎士

エロじゃんけん

更新日:2023年4月17日

<注意>

以下はアダルト作品のレビューに付き、18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。

今回紹介するのは「エロじゃんけん」。DLsite等で販売中の同人ゲーム。


何の説明も必要のない、野球拳ゲームだ。

対戦相手の女の子を選び、ジャンケンして勝つ毎に女の子が脱いでいく。勝つ毎に相手のハートマークが減り、全て消す事で(Hなムービーが流れる)ティッシュタイムに突入するという流れ。自分のハートが無くなるとゲームオーバーだ。

デフォルトでは2名の対戦相手だが、DLCで更に2名のキャラと対戦可能となる。

このゲームは、画面をみると一目瞭然だが、ファミコンの無許可エロゲーを彷彿させるいかがわしさを再現している所が面白い。


それは、同梱されている取扱説明書にも現れていて、完全にファミコンソフトの取り扱い説明書をモチーフに作られている。

更に、伝説のファミコン情報誌「ファミマガ」のウル技コーナーをモチーフにした裏技情報も同梱されていて、どこまでもパロディに徹している所が素晴らしい。


ゲーム的にはPC黎明期からあるジャンルで、同人ゲームの定番と言える。それ故に差別化が難しいジャンルではあるが、グラフィックを今風にするのではなく、敢えてレトロ調に作っているところにサークルの気概を感じる。

このゲームをプレイして思い出したのは、黎明期のPC同人ゲームの「ジャンケンポン」というゲーム。内容は野球拳で、要するにこの頃から同人では定番のモチーフだったわけだ。




このゲームは当時の同人レベルとしてはかなりレベルの高い作品で、女の子の脱衣シーンがスクロールやアニメーションで表現されていた。

当時、止め画表示でその原画の上手さだけが差別化の要素だったが、そこにアニメーションという技術面を差別化として取り入れてきた。

ゲーム性が同じなので、差別化をする為にはアーケードゲーム同様、(プログラミング)技術を見せていくしかなかった。

やがて、PCも性能が上がり汎用ソフトで誰でもゲームが作れる時代が来ると、差別化は鈍化していく。

そこで敢えてレトロ調に戻す、という判断は、ニッチではあるが商売としては良い展開だと思う。ゲーム性が単純で統一されていれば、差別化は重要な要素であり、趣味ではなく同人とはいえ商売として考えるならば、こうした考えがなければ生き残っていけないだろう。


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