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  • 執筆者の写真竜騎士

レースゲーム考察

更新日:1月27日


レースゲームはゲームとしての面白さが判り易く整ったゲームだ。

その面白さとは・・・


先ず、順位による優劣がハッキリしている。1番早くゴールしたモノが1番速い(強い)という、誰が見ても優劣がハッキリ判る点は、ゲームとして重要な要素。勝つ・負けるがハッキリする事で次回へのプレイに繋がっていくのだ。これは、順位を競わず制限時間内にチェックポイントを通過する、いわゆるアウトランタイプのドライブゲームも同様だ。チェックポイントを通過するかしないかの単純2択で、通過した方が上手いという事だ。


そして、その勝つ為にはコースを覚える、という作業が必須である。これは、勝つ(上達)する為には学習する事が重要という事を自然に教えてくれるものだ。コースを覚え、走行ラインを考える事で順位が上がる=上達が実感出来る。

この、学習して上達が実感できるという事は、ゲームを遊ぶ重要モチベーションであり、同時にゲームの面白さなのだ。面白いから継続してプレイする⇒上達する為にゲームを研究する⇒上達を実感できる⇒継続プレイする、という上昇サイクルが上手く回転する事が面白いゲームの必須条件だ。

当然、面白さを感じる部分は個人によって異なるが、とにかく判りやすい判断基準(勝つ・負ける、早い・遅い)があるレースゲームは、優れたゲーム性がある。


更に言えば攻略のカギは「冷静さ」であり、ライバル車がいても如何にライン通りにミスせず走るか、に注視しなければ焦って余計なミスをしてしまう。どこまでも冷静に自分の世界で操作できるか・・・この感覚はハイスコアラーの心理に似ているし、シューティングゲームにも通じる部分がある。

思えば、対戦格闘ゲーム大ブーム時でも、ゲームセンター情報誌の雄「ゲーメスト」には、必ずレースゲームの攻略が掲載されていたし、攻略ゲームも多かった。これだけでも、ゲームとして面白いジャンルである事が判る。


ゲームとしてはある意味単純であるが、その辺りはシューティングゲームにも通じる部分がある。ただ、身近な乗り物(車・バイク)がモチーフの場合が多いし、複雑な操作なしで誰でも直ぐにプレイ出来る部分はシューティングより優れているだろう。

繰り返すが、単純操作・判りやすい勝敗というゲームとしての「遊ばせる」要素が揃ったレースゲーム(というジャンル)は、ある意味、完成されたゲーム性を持ったジャンルである。


<了>

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