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思い出ゲーム10本勝負(14)

  • 執筆者の写真: 竜騎士
    竜騎士
  • 8月18日
  • 読了時間: 10分

更新日:1 日前

このコラムでは、私がこれまで触れてきたゲームの中で、特に記憶に残るゲームを紹介していく。尚、「触れてきた」という意味は、実際に遊んだ、というだけではなく、見掛けただけ、というゲームも含む。まぁ、本当に気になるゲームについて、思い出を語っていく内容がメインとなる。また、各作品に関して詳しいデータ(発売時期等)は述べないし、記憶の希釈で間違っている部分もあるだろうが、ご容赦願いたい。


では、早速行ってみよう!


①「セクロス」

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ニチブツ(日本物産)が、ファミコンで発売した、クォータービューの横スクロールシューティングゲーム。

ニチブツは、アーケード等で脱衣麻雀ゲームを多数発売していたメーカーで、そっち方面のイメージが強いのだが、一応「テラクレスタ」「聖戦士アマテラス」(笑)等の名作シューティングも発売していたメーカーだ。


ゲームは、戦闘バイクに乗り、敵と戦っていく内容。バイクにはエネルギーの概念があり、道中エネルギーを補給しながら戦う事がゲーム性の一つとなっている。敵はバイク前方からの機銃(?)で直接攻撃する事が基本だが、体当たりで弾き飛ばし障害物にぶつける事でも倒す事が可能。この辺りのゲーム性は「マッハライダー」と同じだ。

ゲームとしてはまともで、普通に面白いと思う。

ただ、このゲームを遊んだ記憶は(例によって)無い。


このゲームは、現在では性交渉の隠語として、(ある意味)有名ではないだろうか?

「セクロスする」は、現在ではエロい意味になっている。

ただ、今の人に元ネタのゲームが判るのかは正直疑問だし、単純に全くイメージが異なる昔のゲームが語感だけで使用されるに至った経緯が知りたいと思う。ニチブツ=脱衣麻雀というお色気イメージが多少関係しているのか、単純に語感だけなのか・・・ちなみにタイトルは「Seicross」であり、セクロスと読むのかも不明だ。


思い出ゲームに入れるべきゲームなのかは微妙だが、妙な形で生き残っているタイトルであると記しておきたい。


②「女流将棋教室」

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ビスコが業務用で発売した将棋ゲーム。

将棋は日本の代表的なテーブルゲームであるが、ビデオゲームとしてはマイナーなジャンルであろう。ビデオゲームでは麻雀・花札・クイズ辺りがテーブルゲームの代表的ジャンルだ。

このゲームを実機でプレイした記憶は無い。というか、将棋ゲーム自体ほぼプレイしない。コマの動かし方は判るがそれだけで、戦術を立てるまでには至らない。

TVゲームが登場するまで、こういったテーブルゲームは誰もが一度はプレイするモノだったし、一過性のブームも巻き起こった。

個人的に電子ゲームに夢中になるのが早く、アナログゲームはボードのシミュレーションゲーム位しかプレイしなかったので、将棋の面白さは現在でも理解出来ないままだ。


このゲームは、当時勤めていたゲーセンに入荷していて、何故か長期可動していたので記憶に残っている。一応、麻雀と共にサラリーマン向けに入荷していたのだが、インカムはそれほど良くなかったと思うのだが・・・

このゲーセンはゲームの発売元のビスコと付き合いがあった為、ある種の忖度があったのか・・・?基盤購入後は、動かそうがどうしようが関係ないと思うのだが・・・^_^;


③「マッハライダー」

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任天堂がファミコンで発売したアクションレースゲーム。

世紀末の世界で暴れる無法者達を戦闘バイクで蹴散らしながら新天地を求めるという内容。

規定時間(エネルギー)内にコースのゴールに辿り着けばステージクリアとなる。

特徴としては、ただコースを走るだけではなく、敵を武器を使って攻撃する事が可能な点。コースがかなり曲がりくねっているので、直線上に飛ぶ武器はあまり役に立たないイメージだが、それまではレースゲームは単純にゴールに早く辿り着けば良いと思っていただけに、攻撃出来るというギミックは面白いと感じた。


このゲームは、当時個人的に購入したファミコンソフトの2本目(ちなみに1本目はデビルワールド)だが、何故このソフトを選んだのかは全くの謎。バイクやレースゲームに興味があったわけでもないので本当に謎だ。恐らくだが、これもデビルワールド同様、田舎であるがゆえに購入するソフトの選択肢がなかっただけだと思う。

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敵や障害物に当たると主人公はバラバラに吹き飛ぶ。この表現がかなりシュールでお気に入りだ。


④「鉄拳2」

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*画像はPS版。 ナムコが業務用で発売した対戦格闘ゲーム。

現在でもシリーズが続く人気対戦格闘ゲームの第2弾となる。

このゲームは、ゲームセンターでも大ヒットしていたのだが、正直自分が勤めていたゲーセンでは、それ程盛り上がってはいなかったと記憶している。当時は3D対戦格闘ゲームの人気が盛り上がってきていたが、うちのゲーセンでは、SNKの2D対戦格闘(KOFシリーズ)が高インカムの柱だったし、3D対戦格闘は、鉄拳よりもバーチャファイター(3tb)の方が人気があった。

そんなわけで、鉄拳はそれほど意識したゲームでは無かったのだが、漫画家のアシスタントを辞め、ゲーセンでのバイトを再開したタイミングでプレイステーションを購入。(それまでは、ゲームで遊んでる時間等全くなかった)その時、本体を購入するだけで力尽きていた(笑)自分に、友人が「これあげるよ」、と手渡してくれたのがこの鉄拳2だった。

この時点で既に古いソフトになっていたのだが、プレイするゲームが無かっただけに猛烈にやり込んだ。(と言っても腕前はサッパリであったが・・・)

このゲームしかプレイするゲームが無かった事もあるが、当時PS用アーケードスティックが壊れるまでプレイしたものだ。

3D対戦格闘ゲームは好きなジャンルではあるが、その礎となったのは、このゲームだと思う。鉄拳の面白さについては別コラムでも述べているが、PSという大普及していたプラットフォームで発売された事も大きな原因だろう。


⑤「鉄拳3」

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*画像はPS版。 ナムコが業務用で発売した3D対戦格闘ゲーム。ひとつ前のコラム「鉄拳2」の続編。

鉄拳7のコラムでも述べているが、このゲームが、恐らくシリーズ中1番プレイしたタイトルだと思う。(とはいえ、ゲームセンターではなく家庭用ではあるが・・・)

当時は、ゲーメスト(新声社)を始め、各雑誌社から攻略本が出版されていたのだが、元来の書籍好きもあり、そうした書籍を買い漁り知識だけは蓄えていた。元来(アクション)ゲームの腕前自体が弱い事は理解していたので、その分を知識で補おうとしていたし、実際基本的なゲームの腕前には成長できたと思うので、こうした攻略本には感謝しているし、現存している攻略本は宝だ。

この頃は、プレイするゲームは(出版されていれば)必ず攻略本を購入していた。そういったプレイスタイルを確立した頃に猛烈にやり込んでいたゲームとして忘れる事は出来ない。


鉄拳で意識したのは「タイムリリースキャラ」。

ゲームの稼働時間によりプレイアブルキャラが増えていくというものだが、元々ゲームセンターでの稼働時間を伸ばす為の延命的プログラムだったのだろう。ほとんどのキャラがメインキャラのコンパチで、取って付けた様なキャラばかりだったのだが、これは実に良いアイデアだったと思う。

また、家庭用ならではのオマケモードも充実しており、長く遊ばせようという心意気が感じられた部分も好感度大であった。

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それにしても、このレベルのゲームがPSで発売されていた事には驚く。オマケモード等の充実度を考えると、コスパが非常に高い優良ソフトだった。


⑥「忍者くん 魔城の冒険」

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ジャレコがファミコンで発売したジャンプアクションゲーム。

忍者くんは、アーケードでUPLが発売していたと記憶しているが、その移植版なのだろう。


ファミコンのゲームは対象年齢を考えて、可愛らしいイメージのキャラクターが多かった。(性能的に等身の高いキャラは難しかったとも言えるが・・・)このゲームのキャラもそんな感じで子供ウケするデフォルメキャラだ。そんなキャラが当時好きだった、と記憶している。

ゲームとしては、敵を直接手裏剣で倒すより、踏みつけたり突き上げたりして気絶させてからの方が倒しやすいというゲーム性で、敵を倒す為に近付くリスクとそのリターンがしっかり考えられていて面白かった。


忍者くんは何作かシリーズが作られているが、ファミコン版を含めプレイした事があるのはこのゲームだけだ。派生作品である「じゃじゃ丸くん」はかなりプレイした記憶があるのだが・・・


⑦「水晶の龍(ドラゴン)」

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スクウェアが、ファミコンディスクシステムで発売したアドヴェンチャーゲーム。

当時、アドヴェンチャーゲームはファミコンでもポピュラーなジャンルになりつつあった。様々なジャンルのアドヴェンチャーゲームが発売されたが、これはSF調の世界が舞台。

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友人達と宇宙でヴァカンスを楽しんでいた主人公「ヒュー」は、突然水晶の龍(ドラゴン)に襲われ遭難する事に。目覚めると謎の女性「ユージン」が語り掛けて来た・・・

と、唐突に始まる物語に当時は理解が追い付いて行かなかった。

いきなり水晶のドラゴンが登場するが、SFにファンタジー世界のドラゴンが登場する事にも違和感を感じていた。

というか、説明書をみるとオープニングまでのストーリーが漫画で描かれていたのだが、当時は単純に説明書のおまけストーリーという認識でほぼスルーしていた・・・


ゲームはコマンド選択式アドヴェンチャーゲームだが、コマンドがアイコンで表示されている。記憶が確かであれば、アイコンでのコマンド選択式ゲームはこのゲームが初体験だったと思う。

テキスト終了のタイミングが判りづらく、ページを送ろうと決定ボタンを押す事で自動的に移動コマンドを選択してしまうという場面が多い事が気になった。(ディスクシステムなので、入れ替えがあった時は結構イラついた)


このゲームは、スクウェアが開発しているが、「DOG」というブランドから発売されている。DOG(ディスク・オリジナル・グループ)は、主にパソコンゲーム会社が数社集まり作った、ファミコンディスクシステム専用のゲームを発売するブランド。

PCゲーム制作会社は、PCゲームの移植という形でファミコンに参入はしていたが、ファミコンオリジナルのゲームを造るというコンセプトでの参加に当時かなり期待したものだ。

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*月刊コンプティーク86年10月号より

そして、このDOG結成の記事に掲載されていたデモ画面が、スクウェアのPCゲーム「ALPHA」のモノだった。これをALPHAが移植されるのかも?と勝手に思い込み期待値を高めていた。

そのDOGブランドの第1弾として発売されたのがこのゲームだったわけだが、正直ALPHAの移植が来ると思っていたのでがっかり感が大きかった。

よく考えれば、ファミコンオリジナルゲームを造る目的の会社なので、移植があるわけはないのだが・・・


⑧「スーパーアラビアン」

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サンソフトがファミコンで発売したジャンプアクションゲーム。(元はアーケードだった・・・かも)

アラビア風の主人公を操り画面上の宝袋(?)を全て集めるとステージクリアという、ドットイートの要素が強いゲーム。

ちなみに、宝袋にはアルファベットが降られていて、特定の順番(動物のスペル)で取る事で高得点というフィーチャーがある。

このゲームは我が家にファミコンが登場した初期に購入したゲーム。(2番目か3番目位の記憶だ)

特に面白かった、という印象は無く、どちらかと言うとすぐに飽きていたのだが、TVゲームに夢中になり掛けた初期のゲームは印象に残っているモノだ。

ちなみに、サンソフトのゲームは個人的に好きなのだが、そのメーカーとの出会いのゲームでもある。

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⇑この3面が異常に難しくここを超えた記憶がない・・・


<続く>


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