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思い出ゲーム10本勝負(13)

  • 執筆者の写真: 竜騎士
    竜騎士
  • 5 日前
  • 読了時間: 8分

更新日:2 日前

このコラムでは、私がこれまで触れてきたゲームの中で、特に記憶に残るゲームを紹介していく。尚、「触れてきた」という意味は、実際に遊んだ、というだけではなく、見掛けただけ、というゲームも含む。まぁ、本当に気になるゲームについて、思い出を語っていく内容がメインとなる。また、各作品に関して詳しいデータ(発売時期等)は述べないし、記憶の希釈で間違っている部分もあるだろうが、ご容赦願いたい。


では、早速行ってみよう!


①「ストライカーズ1945」

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彩京が業務用で発売した縦スクロールシューティング。

1レバー2ボタン。レバーで自機の移動、ボタンはショットとボンバー。尚、ショットは長押しで溜め攻撃をする事が可能(パワーアップ時)。

ショットやタメ撃ち、ボンバーの特徴が異なる機体があり、選んだ機体により難易度が変化していた(様だ)。

同じ縦シューティングである「戦国エース」がアーケードデビュー作となる彩京だが、同社のシューティングは操作方法が一貫して同じである。この為、取っつきやすさはあった。

ただ、このゲームをゲームセンターでプレイした記憶は無い。専らサターン版の移植版をプレイしていた。

ゲームの特徴は、これも戦国エースから引き継いでいる「短いステージ」と序盤のランダムステージ構成だ。(ちなみに、この特徴は「ソニックウイングス」からの引継ぎでもある)

シューティングゲームは、ゲームセンターの花形ジャンルであったが、対戦格闘ゲームのブームにより斜陽傾向。そんな中、ある意味カジュアルにプレイヤーを繋ぎ止める為のアイデアとして、このステージ構成は機能していたと思う。

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しかし、元々シューティングが苦手な私がこのゲームをプレイした本当の理由は・・・

このゲームが(多分業界初の)「脱衣シューティング」だったからだ!(笑)

ゲームクリア時に、各機体のパイロットが女性であった事がグラフィックで示されるのだが、このグラフィックが、プレイ内容により脱衣していく事が判明した。この事実をゲーメストで知った時の衝撃は忘れられない。(笑)


②「沙織」

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*このゲームはアダルトゲームです。

フェアリーテールがPC(98等)で発売した、アドヴェンチャーゲーム。

アドヴェンチャーゲームと言っても選択肢はほぼ無く、単純にフラグを立てるだけの存在。他のコラムでも度々述べているが、この様なノベルゲームに落ちぶれていくゲームをアドヴェンチャーゲームと呼んで良いモノかどうか・・・

当時はノベルゲームが台頭してき始めた時期で、ジャンル分けが出来ていなかった。ある意味ノベルゲームの登場で、美少女ゲーム(エロゲー)はゲームからポルノグラフィへと転換する免罪符を得たのではないだろうか?これは、そのままお色気路線から過激路線にシフトしていく事を意味している。

そして、このゲームを起点としたある事件が、その後のエロゲー界の2極化を加速する事となった。

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とある未成年男子がこのゲームを万引きしたという事件が発生し、青少年に悪影響を与える過激な内容のゲームが無秩序に販売されていた事が公となり、これを規制するべし!との論調が広まっていった。(いわゆる沙織事件

この事件で、AV業界の様にエロゲー制作会社による倫理機関が設立され、以後規定を守ったソフトに18禁ラベルを添付する事で、購買者が購入時の選択を容易に出来る様にした。

また、これ以降発売されたソフトは、性器描写やテキスト内容がマイルドとなり、18禁と言えどもヌケるソフトは激減して行った。

しばらくマイルドな作品が制作され続け、その中で「同級生」等コンシューマに移植される様なエロ要素を排除し(当初の美少女ゲーム路線よりも逆行する)、より一般向けお色気作品に転換するソフトが登場する。そして、これに反発する様に、過激な内容(のみ)をウリにする作品が登場し、18禁ゲームが2極化して行った。

ちなみに、当時個人的にこのゲームに魅力を感じていなかった。当時はelfを筆頭とした「美少女ゲーム」が幅を利かせていたのでアダルトテイストのグラフィックが刺さらなかったのだ。また、elf信者であったので、それ以外のメーカーの作品の出来には(失礼だが)最初から疑問を抱いていたのだ。

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この事件の影響で急遽発売中止になったソフトもあった様だが、恐らく今見ればどうという事のない内容だったのではないか、と思う。

何れにしろ、業界に大きな問題提起をし、その後の業界の運命を変えたゲームとして記憶されている。


③「エンフォース」

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タイトーが業務用で発売したレール(ガン)シューティング。

ガトリング砲とレーザーガンを装備した特殊戦車(イメージはガンタンク)を操り、敵の要塞を突破していく内容。


このゲームは学生時代、地元の小さな総合施設の上階にあったゲームセンター(名前は忘れた)で、下校時に友人とプレイしていた記憶がある。

所謂コクピットタイプの特殊筐体で、筐体に付いているハンドルで照準を合わせ、左右のボタン(それぞれガトリング砲とレーザーガン)で弾を撃つ仕様で、当時としてはスタンダードではあるが没入感があり気に入ってプレイしていた。


記憶が定かではないが、このゲーセンは何度かリニューアルをしていて、場所も同じ階で移動したりしていた。ただ、ここで遊んだゲームを思い返すにセガ系列の店舗だったと推察される。テーブル筐体はともかく、体感ゲームとして「パワードリフト」「サンダーブレード」「ギャラクシーフォース」(デラックスタイプ)等が設置されていたからだ。

とはいえ、当時は何処系列のお店か等に関心は無く、アーケードゲームで遊べる、というだけで結構満足していた。

田舎にはゲーセン自体が少なく、移動手段も基本自転車までなので遠征もままならなかった。必然的に近所のゲーセンに行く事になるが、当時はアーケードゲームはスゴいと思ってはいたが、小遣いを注ぎ込むほどではない、と感じていた。ゲーム自体がそれ程上手くなかったので、1プレイ毎に料金を取られるアーケードゲームには中々手が出なかったのだ。


それにしても、思い返すに、このゲーセンに関しては本当に記憶が曖昧だ。

きちんとした店舗ではなく、広いイベントスペースの様な所に等間隔でテーブル筐体が置いあった時もあるし、区画内でゲーム売り場に併設されていたような記憶もある・・・

上記のような、ゲームコーナーだった時もあるし、店舗として運営されていた時もあるような記憶もある。何れにしろ、当時はこのゲーセンがアーケードゲームの思い出のほぼ全てであった事は、間違いない。


④「THE RETURN OF ISHTAR(イシターの復活)」

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ナムコが業務用で発売したアクションRPG。

ゲームは、同じくナムコが発売したアクションRPG「ドルアーガの塔」の続編で、カイを救出した直後から始まり、塔を脱出するという内容。


当時はRPGブームが起こり始めていて、個人的に前作のドルアーガの塔が好きだったので、この続編は是非プレイしてみたい!と思っていた。

各ゲーム雑誌でも特集が組まれていて、呪文やら敵の配置やらを熟読していた。今回は前作から主役が変わり、救助された「カイ」を主に操りプレイしていく。実際は2Pプレイでギルも操作できるのだが、操作はレバー1本で済む等、前作の主役の扱いに悲しんだモノだが、当時は一人でプレイするゲームが多かったので、(一人でもプレイ出来る様に)ゲームとしてはよく考えられていたと思う。


知識は詰め込んでいたのだが、いざプレイしようとしても、当時のゲームセンターは不良の溜まり場で入る勇気が出なかった。確か地元のボーリング場に併設されていたゲームコーナーで1回プレイした記憶があるが、やはりゲーム自体が下手な事と、前作からの違いに戸惑い良く判らないうちにゲームオーバーとなり、かなり萎えた気がする。

その後、PC-98に移植されたのでそれを購入し、自宅でプレイしまくろう!と思ったが、その頃は既に美少女ゲームに現を抜かし始めていたので、購入したもののプレイ時間は殆ど無かったと記憶している。


⑤「影の伝説」

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*画像はファミコン版。

タイトーが業務用で発売したアクションゲーム。さらわれた雪姫を救出する為、忍者「影」を操作して戦う内容。

1レバー2ボタンで、レバーでキャラの移動(上方向でジャンプ・下方向でしゃがむ)ボタンは、刀と手裏剣。

刀を振り回す事で敵の攻撃を防ぐ事が出来た(要タイミング)ので、結構長い時間プレイ出来た事が印象に残っている。とはいえ、このゲームは主にファミコン版をプレイしていた。

前述の通り、当時はアーケードゲームにお金を入れる事に踏み切れていなかった為だが、そもそも、このゲームがアーケードからの移植という事を最初は知らなかった。(そんなゲームは多い・・・^_^;)


業務用をプレイした事が無いわけではなく、近所に出来た郊外型商業施設(平たく言うとジャスコ)のテナントとして入っていたゲーセンでプレイした記憶がある。この時もファミコンのゲームがアーケードでもあるんだ、と逆の考えでプレイしていた記憶がある。(田舎の情報なんてこんなモノだ)


⑥「エレベーターアクション」

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*画像はファミコン版。

タイトーが業務用で発売したアクションゲーム。

1レバー2ボタンで、レバーで自機であるスパイの移動、ボタンは攻撃とジャンプというシンプルな操作系統。

ステージの上下の移動にエレベーターというギミックを用いた所が斬新で、基本自動で動くエレベーターを待つ時間等でゲーム性を出している。エレベーターは使い方で相手を押しつぶす事も可能であったり、電灯を落として暗闇状態にする事でスコアアップが出来たりとプレイモチベーションを維持する仕掛けが多く、飽きずにプレイする事が出来た。正直、今現在プレイしても面白いゲームだと思う。


このゲームもファミコン版で遊んでいた。(購入した記憶が無いので、恐らく友人から借りて遊んでいたと思う)そして、影の伝説同様業務用からの移植という事実は知らなかった。

ちなみに、業務用では続編の「エレベーターアクションリターンズ」が発売されているが、かなりアクション度が増していて別物のように感じたものだ。


<続く>


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