top of page
  • 執筆者の写真竜騎士

ドリームキャストの思い出

更新日:2023年4月2日

現在こうしてHPやブログを運営し、ネット環境を満喫しているのも、あるゲーム機のお陰である。そのゲーム機とはセガが発売した「ドリームキャスト」(以下ドリキャス)だ。 ドリキャスは、モデムを利用したネット接続環境が標準装備された初の家庭用ゲーム機だった。 家庭用ゲーム機はファミコンからの付き合いになる。中学生でファミコン(ディスクシステム含む)に出会い、以後はスーパーファミコン、プレイステーション、プレイステーション2と王道的に家庭用ゲーム機に触れて行く。王道からは外れる(?)がXBOXが最終だ。

ドリキャス購入の切っ掛けは、アーケードゲームの移植作「ソウルキャリバー」を遊ぶ為だった。ソウルキャリバーは、ナムコ(バンダイナムコゲームス)が開発した、対戦武器格闘ゲーム。登場キャラの「アイヴィー」が好きでゲームセンターでプレイし家庭用移植を待っていた所、家庭用はドリキャスでしか発売されないというアナウンス・・・必然的に買うしか無いじゃん!となったわけだ。 当時、我が部屋は1週間に1度(数少ない)友人が遊びに来て、1日中ゲームをプレイし続けるというのが恒例となっていた。プレイするのは当然2P協力が出来るゲームで、中でもプロレスゲームが接待ゲームとして活躍した。 プロレスゲームはプレイステーションの「闘魂列伝2」が大好評で、延々と遊び続けた。このゲームのタッグ戦で技が決まった時の感動は、2人協力プレイ時では最高のモノだと思う。

その最新作「闘魂列伝4」は、またしてもドリキャスのみの発売とあり当然購入。そして4には強化された選手エディット機能があり、友人とオリジナルレスラーを創って軍団を結成しタッグ戦にいそしんだ。 ドリキャスのゲームソフトの思い出は、ほぼこの闘魂列伝4でのエディットモードに集約される。オリジナルレスラーを創るという遊びは、ドリキャスで基本が形作られ、プレステ2の「エキサイティングプロレス」シリーズで完成を迎える。 とにかく、少なくとも我が部屋では世の中的に言われている程ドリキャスがないがしろにされていたわけではなく、むしろ最高峰の接待ゲーム機として君臨していたのだ。 ネットの話に戻ろう。 先に記した通り、ドリキャスにはネット接続機能が標準装備されていた。 ネット自体に興味はあったが、PCを買う程資金は無かった身としては、取り敢えずインターネットに繋がるという体験が出来るドリキャスは、大層魅力的に見えた。プロバイダーやらIPやら全く意味は判らなかったが、体験版の意味を込めて早速ジャックイン!

するとどうだ!私の眼の前には、めくるめく電脳空間が広がっていたではないか! ノーマル電話回線での通信速度はトンでも無く遅かったが、初めて体験する電脳世界に私は直ぐに虜になった。 嬉々としてネットサーフィンを楽しんでいたのだが、どうしても我慢出来ない事があった。それは、画像の保存である。ドリキャスにはヴィジュアルメモリというゲームのセーブデータを保存する記憶媒体があったが、あくまでもセーブデータと1部のミニゲームを保存する為のもので、当然ながらネット上の画像をバンバン記録する事は出来なかった。しかも、記録した画像はTV画面で観る事が出来るのみ。作品用資料として紙媒体で出力は出来ないのだ。 ネット接続前は漫画やイラスト用の資料は雑誌等を買ったり図書館で借りる等していたが、PCならば画像を保存しプリンターでプリントアウト出来る事を知ると、どうしてもPCが欲しくなった。 こうしてドリキャスでネットの味を知った私は、苦労して安いPCとプリンターを手に入れ、作品用資料を集めて作品を描き、ネット世界に自分の作品を発表すべくHP「竜騎士円卓会議場」を立ち上げたのだ。 ドリキャスがなければ私のネット生活はもっと遅れていたに違いない。 ドリキャスで発売された素晴らしきソフトとそれを共に遊んだ友人に感謝だ。彼らとの出会いが無ければ、今程充実したネット生活は送れていなかっただろう。 素晴らしい出会いを与えてくれたドリキャスに感謝!

ちなみに、初めて自分で買ったPCは「ソーテック」のe-noteだった。 プリンターは覚えていない・・・(17/02)

閲覧数:19回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page