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  • 執筆者の写真竜騎士

謎の書籍


以前別のコラムでも、謎の雑誌について記したのだが、今回はその第2弾となる。


笠倉出版社から刊行された「遊人」という雑誌だ。

まず、書籍のタイトルである「遊人」といえば、有害図書問題でやり玉に挙げられた漫画家だが、彼と関係があるのか不明。不明ついでで、記事の内容も脈絡が無く、何の雑誌かも不明。(一応、彼の漫画や原作アニメの紹介等があり、フィーチャーはされている)


当時は巨乳アイドルブームであり、グラビア誌に元気があった時代。これもそんな感じか?と思い購入(とはいえ、表紙の松田千奈は人気のピークを過ぎていた様な気もする・・・)したのだが、記事はサブカル系の記事が多く、アングラ系(キャバクラ情報等)もあり、カオスな雰囲気。読者の悩み相談コーナーの回答者が「藤原喜明」とか、当時でも誰得?という内容。面白そうなコーナー(ピンクチラシ考現学)とかもあるのだが、これだけごった煮だと、読者のターゲット層がまるで分らない。


現在書籍のデジタル化が進み、紙媒体は元気がないのだが、当時は新技術(PHS・携帯電話やプリクラ等)でサブカルチャーのターニングポイントを迎えていた時期。そうしたサブカル系を扱う怪しげな雑誌も確かに大量に出版されていたと思う。個人的にはグラビアアイドルのグラビアがあれば「資料」と称して大概購入していたのだが、こういった単発雑誌は撮り下ろしグラビアや記事内容に余程興味を惹かれない限り毎号追いかける事はしないわけで、この雑誌もほぼノーマークで放置されていた。

そんなわけで、これも第2号が出たかはかなり怪しい。そういう意味ではレア雑誌なのだが、ご存じの方がいたら教えて頂きたい。

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