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執筆者の写真竜騎士

midnightScenes

更新日:2023年4月16日


今回紹介するのは「midnightScenes」。


内容は、ポイントクリック式アドヴェンチャーゲーム。

昔のアメリカのTVドラマ「アメージングストーリー」の様な、不思議なストーリーの短編ドラマを体験できる。

シリーズは何作か続いている様だが、今回はエピソード1・2を紹介。


エピソード1「The Highway」 


夜のハイウェイを走る主人公「クレア・バーンズ」。しかし、事故により道が塞がれていた為、復旧依頼をする為公衆電話を目指すが・・・

電線を切断するワイヤーカッターを求め訪れた家屋で、住人の不可思議な死体を発見する・・・なんとかワイヤーカッターを手に入れ先に進むが・・・

主人公が事故により立ち往生し、訪れた先で不思議な出来事に会うという、こういったミステリー世界の王道的展開。

思わせ振りな演出を多く挿入し、プレイヤーの脳内で勝手に物語が作られる演出が面白い。


エピソード2「The goodbye note」


エリシアンという謎の物体を研究している研究員「リチャード」が、研究施設で巻き込まれる恐怖の物語。

研究施設での異常を調べていたリチャードが、エリシアンを狙う謎の生命体の存在に気付き研究施設から脱出を試みる。

逃げ出した先の航空機内で妻へ物語の経緯をノートに書き記すという、H.Pラヴクラフトの小説の王道的展開。

謎のアイテムを狙う宇宙的恐怖を描く内容は、捻りはないモノの単純に面白い。


ゲームとしては、特に詰まる様なポイントも無く、短編という事であっという間にエンディングを迎える。その分、ストーリーを楽しむ事に重点を置いていて、コンセプトとしての短編ドラマを楽しむ雰囲気を出す事には成功していると言える。

ただ、余りにもボリュームが少ない。

ストーリーが平凡なだけに、良く出来てはいるが満足度は低い。

個人的には、1,2話共に80年代のSFホラー・サスペンス映画の雰囲気が出ていて楽しめた。2話は好きな映画「ゼイリブ」の様な感じで良かった。

80年代のSFホラー映画を観て育った世代には通じるものがあるハズ。ボリューム不足が気にならなければプレイする事をお勧めする。

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