今回紹介するのは「Real Boxing」。
steamで発売中のボクシングゲーム。
ボクシングは格闘技の王道とも言えるスポーツだが、格闘ゲームの一ジャンルとしてはあまり盛り上がっている感じはしない。
1対1で殴り合うという単純なスポーツながら、オフェンス・ディフェンス共に高度に精錬されたボクシングは、ゲームにするには操作系が難しすぎるのかもしれない。
このゲームでは、ゲームコントローラ(Xbox)を使用するが、基本左スティックで移動、右スティックで各種パンチ(左トリガー+パンチでボディ攻撃)を繰り出し、ガードは右トリガーで行う。
このスティックによるパンチ攻撃は、ボタンよりも直感的に(左右に)パンチを繰り出す事が出来る素晴らしいUIだ。
各ボクサーには、ストレングス・スタミナ・スピードのパラメータがあり、ジムでのトレーニングで各種パラメータを上げて特徴づけを行っていく。(個人的な意見だが、やはりスタミナが一番重要なパラメータだと思う)
一般的な対戦格闘ゲーム(というかゲームに限らず対人戦要素があるモノは全て)同様、相手の癖を見抜き的確にパンチ(攻撃)を当てる、という一点にゲーム性が集約されるが、逆に言えばこちらの攻撃も見抜かれない様に組み立てる必要があるわけで、読み合い必須。その辺りは、ゲーム画面のリアルさも手伝ってかなり熱いモノがある。
この攻撃の組み立てに関して、先に述べたスティックによるパンチが重要となる。画面を見て打ちたい方向にスティックを倒していくだけで、手軽にコンビネーション攻撃が出来る。ゲームならではの「なりきり」体験が可能なゲームだ。
気になる点は、3D視点ではキャラの移動がおぼつかない感じがする点。移動方向はキー方向に固定で、視点が変わっても前進したい時は前に入れなければならず直感的に相手方向に入れると思わぬアクションが暴発してしまう。(まぁ、これは個人的な感想だが・・・)
それを除けば、タイトル通りリアルなボクシングが「ゲームとして」体験出来るよく出来たゲームだと思うので、ボクシングが好きな人は是非プレイして欲しい。
*プレイ動画
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