今回読破したのは「超エロゲー大全 1982-2021」。
1982年から2021年までに発売された、いわゆるエロゲーをカタログ的に紹介していく内容。
エロゲー=PCゲームとの認識が強いと思うが、この書籍ではファミコンの任天堂未承認メーカーソフトやアーケードゲームの脱衣系ゲームも紹介している。まさに、エロゲーの歴史をサッと振り返る事が出来る書籍だ。
コレを読むと、やはりウィンドウズ登場以降ゲームの進化が凄まじい事が判る。グラフィックの変化がその主な進化だが、反面どれも同じグラフィックに見える弊害も目の当たりになる。
個人的に一番気になるのは、キャラクターデザインの画一化だ。
いわゆる「萌え系」キャラの大量生産で、ゲーム内容は異なるハズなのにどのゲームも同じに見えてくるのだ。恐ろしい事に、2000年代から現在(2021年)に至るまで、この萌えキャラブームが続いている。
基本年代別に紹介されている誌面で見ると判るが、中盤から後半に掛けてはパッと見違いが判らない。20年以上萌えキャラが持て囃されている市場ってどうなの?と個人的には懸念しかない。
完全に個人の趣味嗜好の問題だろうが、20年は長すぎる。
ノベル・泣きゲー、結構な事だが、全部キャラ同じってダメだろ。
逆に、泣かせるシナリオやストーリーテリングがウリなら、萌えキャラだけにこだわる必要もないだろう。
この閉塞感を破る作品の登場を待ち続けたい。
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