
盛り上がりを見せてきた、第1回エンター・ザ・ドラゴン大会。今回は、謎の覆面レスラー「スパイダー・T」の戦いの模様をレポート。 スパイダー・Tは、団体からの公式プロフィールが一切の謎に包まれているレスラー。関節技を中心に打撃をこなす格闘系タイプのレスラーだ。その関節技は、名が表すように相手の体に蜘蛛の糸の様に絡みつく。ジワジワと体力を削り、一撃必殺の打撃で仕留める戦いを繰り広げている。 対するは、同じ格闘系レスラーの及川。こちらは、関節もこなすが打撃中心の選手。お互いの特性がどう出るか?マニアにはたまらないカードだ。 <及川 史奈>VS<スパイダー・T> 序盤、スパイダーは及川の打撃を殺すべく、膝十字やドラゴンスクリューで脚に攻撃を集中。及川はスキをついてキックとパンチのコンビネーションで反撃していく。 10分39秒、スパイダーが及川をコーナーポストへ乗せ雪崩式攻撃を狙うが、及川が阻止し逆にダイビングボディプレス!カウントは2.9。 及川はラッシュを続け、ハリケーンラッシュからのチキンウィングフェイスロック。掌底ラッシュからジャンピングニーと畳みかける。 しかし、スパイダーはそれらをしのぎ切り、雪崩式腕ひしぎ逆十字固めで勝利!
打撃の見栄えから及川が押しているように見えながら、細かい所でしっかりと関節を捉えダメージを蓄積させていたスパイダーの試合運びが光った試合。もしかしたら、このスパイダー、今大会の伏兵となるかもしれない。今後の戦いに注目だ。 その他の試合結果
小さな巨人、鳳かえでは、JETガールのルチャ殺法とメキシカンストレッチについていく事が出来ず惨敗。
連勝中の園崎とラヴィアンの試合は、終始園崎が試合のペースを握り連勝記録更新。ラヴィアンは気力が空回る試合結果となった。既に3敗目となり、もう負けられない展開が続くだろう。