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  • 執筆者の写真竜騎士

第2回エンター・ザ・ドラゴン途中経過

更新日:2023年4月18日

遂に始まった第2回エンター・ザ・ドラゴン!

今、シングルで誰が一番強いのか?勝者は、団体最強として団体を背負う者としての資格を得る。そこから先はいばらの道。しかし、DWWPに入団したのならば、このドラゴンへの道(エンター・ザ・ドラゴン)を通る事は避けて通れない。

さぁ、今年この門を潜る最強女は誰だ!?


Aブロック

第1試合

「月影 綾美」 VS 「リトル・ベア」

前回優勝者月影が早くもAブロック第一試合に登場。対するは新入団の元気娘リトル・ベア。

前半は意外にも両者様子見の展開。しかし、3分20秒にベアのローリングクレイドルがクリティカルヒット!カウントは入らなかったが月影は肝を冷やした事だろう。自分も使う技を先行使用され、しかもクリティカルヒットされたのだから・・・

5分過ぎに月影のエプロン近くでのブレーンバスターでベアが場外に落下。月影も場外へ飛び出し場外戦となる。

試合が動き出したのは8分40秒。月影がバックドロップからムーンサルトプレスの必勝パターンを狙うがカウントは2.9!

ここからベアが驚異の反撃。

ボディスラムからコークスクリューシューティングスタープレス、ロープを利用してのボディアタック、チョークスラムと畳みかけるが、カウントはいずれも2.9。

ここで疲れの見えたベアの隙をつき、月影がラウンディングボディプレスからのフォールで勝利した。


結果として月影が順当に勝ったが、内容は際どいモノであった。

ベアは尊敬する先輩である里譲りのド根性で粘りを見せ、あわや!という場面が何度もあった。


第2試合

「雷光寺 イオリ」 VS 「ウナズキ・サヤカ」

未来のエース候補2名の対決が早くも実現。

序盤は両者の探り合いで簡素な関節技での攻防が続く。3分43秒、イオリのロメロスペシャル、5分42秒ウナズキのドラゴンスリーパーと静かな立ち上がり。

徐々に試合は動き出すが、両者とも攻めあぐねている感じで単発の技の応酬となる。

8分22秒イオリのDDTからロープを使ってのボディプレス。イオリの技は的確にヒットしているが、ウナズキは急所を外すような受け身で凌いでいる。

9分58秒、イオリはトリプルフィッシャーマンバスターで勝負に出るが、耐えたウナズキがパロスペシャルで反撃。

この必殺技を耐えたイオリが12分54秒、隙をついたウラカン・ラナで勝利をさらった。


エース候補の対決はイオリのプロレスセンスに軍配が上がったが、両者共にどこから攻めるか隙を伺いつつの戦いで、自分の持ち味を発揮できた試合とは言えなかっただろう。両エース候補の戦いはこれからも続く。次回以降も楽しみなカードだろう。


第3試合

「JET・ガール」 VS 「ダイアナ・ヴァンラー」

団体屈指のテクニシャンがパワー溢れる外国人と激突。

JET・ガールは序盤、サミングや足払い等でダイアナの動きを止めに掛かる。それに対しダイアナは単発ながらストマックバスター等の大技で返す展開。

6分20秒辺りからJET・ガールのサブミッションとダイアナのパワー技の応酬が激化。ラストライドで軽いJET・ガールをマットに叩きつけるダイアナ。それをカウント2.9で返し、素早くボウ&アローで締め上げるJET・ガール。耐えたダイアナは渾身の力で裏投げを放つ。大の字になるJET・ガールにフォールに入るが、ニアロープでブレイクされる。立ち上がったダイアナはトドメとばかりに近距離ラリアットの連打。ここでパワーを使い果たしたダイアナに対し、隙をついたJET・ガールがコウモリ吊り固めをキメてタップアウトをもぎ取った。


お互いの得意技の応酬で意外に噛み合った試合となった。

JET・ガールは前大会の様にのらりくらりと進めるかと思いきや、果敢にも技を受け、返すという教科書的展開をした。これには当の対戦相手ダイアナも驚いた事だろう。ここに来て懐の深さを見せたJET・ガールの今後の試合は目が離せない。


第4試合

「スパイダー・T」 VS 「里 美里」

ミステリアスなテクニシャン、スパイダーと元気玉、里の激突。

関節技の鬼であるスパイダーに対し、それ程得意ではない里がどう戦うか、という所だが、意外にも里は脚4の字やチンロック等、持てる関節技で奮闘。

5分22秒、里はジャンピングバックドロップで活路を見出そうとするが、スパイダーは膝十字、ロープに振ってのカウンター脇固めと、冷静に対応。しかし、里は持ち前のド根性で耐える。

11分20秒、里がフロントスープレックス、バックドロップと畳みかけるが、スパイダーは受けきり、疲れの見えた里をトップロープに乗せ雪崩式のドラゴンスクリューで叩き落す。

フラフラの里をロープを使ったクモ固めでいたぶり、電光石火の前方回転エビ固めで勝利した。


里は持ち前の粘りを見せていたが、やはり得意分野ではない関節戦では分が悪すぎた。スパイダーは関節技だけではなく、時折混ぜ込む打撃も鋭く、長期戦になればなる程相手の消耗が激しくなる。そういう意味でもスタミナが売りの里にはキビシい対戦だったという事か。


Bブロック

第1試合

「ギガンテス・ユウ」 VS 「あき・ぽい」

Bブロックも優勝候補の一人ギガンテスが登場。対するは新入団のあき・ぽい。大ヒールとアイドル的売り出しキャラの対戦となった。

試合はあき・ぽいが先行する形。4分21秒にムーンサルトフォールで早くもカウント2を奪う。続けざまの5分55秒に必殺技のサンダーフェアリーバスターを繰り出す。この奇襲に面を喰らったギガンテスは、その後も攻撃が単発になり、あき・ぽいを捕まえる事が出来ない。

その後も攻撃の手を緩めないあき・ぽいは、ノーザンライトスープレックス、天山ボムと巨漢ギガンテスをものともしないラッシュ。

8分20秒、得意の場外戦で流れを掴もうとするギガンテスだが、イス攻撃をかわされ逆にピンチに。

この場外戦で流れをつかめなかったギガンテスは急激に消耗し、リングに戻った所であき・ぽいの抱え式バックドロップホールドに敗れた。


優勝候補が敗れるという波乱が起きたBブロック第1試合。

あき・ぽいは、そのニックネームの様にリング内をスピードでかき回しギガンテスに付け入る隙を与えなかった。ギガンテスは新人の技を受けるつもりでいただろうが、予想以上のスピードだったというところか。

大きな勝利を得た新人と手痛い敗北を味わったベテラン。共に次回以降の試合の動向が気になる。


第2試合

「ラヴィアン・友美」 VS 「嵐山 いつき」

新入団の嵐山はギガンテスの愛弟子である。第1試合で不覚を取った師匠に対し、教えをぶつける意気込みで試合に望んできた。しかも相手は前大会で師匠を破ったラヴィアンという事で気合は十分だ。

その意気込みが出たのか、開始同時に嵐山はリフトアップスラムの連発でラヴィアンを強襲。ラヴィアンはクロスアームドライバーから脚4の字でお返し。

その後も激しい展開が続く。

8分過ぎ、ラヴィアンはダイビング延髄ニードロップから必殺のクリスタルバニッシャーで勝負に出るが、カウントは2.9!

すかさず倒れ込んでいる嵐山にダブルニードロップを落としフォールするがこれも2.9で返す嵐山。

耐えた嵐山は、パワーを生かしチョークスラムの連発で反撃。10分16秒嵐山はラヴィアンを場外に落とすが、後を追わずリング内で体力の回復に努める。この辺りは非凡なプロレスセンスが光る。

リング内に戻ったラヴィアンにロックボトム、チョークスラム連発と畳みかけ勝負に出る。コーナーに振ったラヴィアンに追い打ちのボディプレスを狙うが、これをかわされ体を入れ替えられる。その隙をついてコーナーに上ったラヴィアンが、そのままジャンピングヒップアタックからフォールし勝利した。


師匠の仇を討つことは出来なかったが、そのパワーをまざまざと見せつけた嵐山。スピードとパワーを併せ持つ新人はリーグの台風の目になるかもしれない。

一方辛くも勝利したラヴィアンは、初戦を飾り勢いを維持したい所だ。


第3試合

「園崎 咲恵」 VS 「鳳 かえで」

スーパーアスリート園崎が登場。相手は前大会で不甲斐ない順位に泣いたジュニアチャンピオン鳳。

鳳は序盤からラッシュを掛け短期決戦を挑む。高速ブレーンバスター、フロントネックロック、脚捕りビンタ等でコツコツと当てていく。

園崎は全て受けながら、8分38秒からジャンピングパイルドライバー、裏投げとラッシュして切り替えす。スタミナに問題がある鳳も11分18秒スタナーで切り返すが、フォールを奪うまでには至らなかった。

明らかに動きが鈍った鳳に対し、園崎はキン肉バスターでとどめを刺そうとするが、鳳は気力で返す。鳳はノーザンライトボムで起死回生を狙うがカウントは2!すかさず丸め込み技でフォールを狙うがこれも2。

ここで力尽きた鳳を、園崎がリバースゴリースペシャルボムでフィニッシュ。


鳳はやはり短期決着に出てきたが、園崎は落ち着いて受けて対処。つまり、鳳の弱点であるスタミナ不足は改善されていない事が露呈した形となった。これが他の選手にどう捉えられるか。

反って園崎は安定した勝利。地道な努力はやはり裏切らなかった、という所か。


第4試合

「及川 史奈」 VS 「マダム・レイン」

格闘女王と暗黒女王の激突。

序盤、打撃に絶対の自信を持つ及川は、組み合う前に打撃で牽制しマダム・レインを翻弄するが、マダム・レインも打撃を返し反撃。逆に及川をダウンさせた時は、執拗にストマッククローで体力と精神力を削っていく。

4分30秒、早くもマダム・レインが凶器攻撃を繰り出し及川の額を割る。

その後も、打撃を受けながらも反則技で返し、場外でも及川をいたぶる。

出血で動きの鈍った及川を捕らえ、最後は必殺のストマックドロップからフォール。


最後のストマックドロップへの布石として、序盤からの執拗なストマッククローが効いていた。これは、マダム・レインのプロレススキルがUPしたと言えるだろう。

及川は、やはり凶器攻撃での出血が響き、打撃の威力を削がれた事が結果として敗因となってしまった。


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