さあ!目覚めの時!
負けが込んでいるとき、選手はどんな事を考えるのであろうか?特に今回の様なタイトルが掛かったシリーズの時に於いて。間違いなく団体で1.2を争う人気を誇る選手であるラヴィアンは、何を思っていたのか?前回敢えて辛辣なメッセージを送ったが、それから彼女の中で、何かが化学反応を起こしたのか?そんなラヴィアンは、団体の実力者ギガンテス・ユウと激突。今後のラヴィアンに光は宿るか?
<ラヴィアン・友美>VS<ギガンテス・ユウ>
試合の序盤はお互いオーソドックスな技の応酬で静かな立ち上がり。 6分25秒、ギガンテスがワンハンドチョークスラムを2連発。不意を突かれたラヴィアンは、カウント2.9をとられてしまう。 これで目が覚めたのか、8分25秒ラヴィアンはクロスアームドライバーからのダブルニードロップで反撃。更に必殺技クリスタルバニッシャーを炸裂させる。
次いで、ふらふらと立ち上がるギガンテスにトップロープからのヒップアタック!ラヴィアンはそれでも攻撃の手を緩めず、9分過ぎにクロスアームドライバーでギガンテスを追い込む。
ギガンテスは場外戦で流れを戻そうと、場外でのジャイアントスイングを繰り出した。
先日までのラヴィアンであれば、この時点で流れを取られていただろう。しかし、今回のラヴィアンはここから大技の連発で攻め立てる。ギガンテスも自身の必殺技ギガントボムを含め大技で対抗。何度もカウント2.9の攻防が続く。最後は気力を込めたクロスアームドライバーを炸裂させ、ラヴィアンがギガンテスの牙城を崩した!
前回のマダム・レイン戦に続き、観客満足度の高い試合であった。しかし、その内容はラヴィアンにとって全く違ったものであろう。この気持ちを胸に、今後一皮むけたラヴィアンの姿が見られるかもしれない。
その他の試合結果。
里はスパイダー・Tの関節地獄から逃れる事が出来ず、良い所なく敗退。
雷光寺は、マダム・レインのヒール攻撃に付き合う事をせず、自分らしい戦いで見事勝利。
試合開始早々、及川の打撃で月影が流血。その後も及川の打撃に苦しめられた月影だが、粘りを見せ辛勝。