へとへとだけど、元気です!
前回お伝えした通り、今大会のMVPの一人は里美里で間違いない。落ちこぼれであった彼女が腐る事なく愚直に練習に励んできた結果が、観客満足度の高い試合となって表れている。試合展開としては駆け引きもなく単純に気力で向かって行っているだけなのだが、そのがむしゃらさが実に清々しい。勝っても負けても惜しみない拍手が注がれる珍しい選手になってきた。彼女が今後どのように成長していくのかファンはいつまでも温かく見守って行けるのではないだろうか?
<園崎 咲恵>VS<里美里>
序盤から里が元気爆発のファイトを展開。
いきなり場外戦にもつれ込み、リングに戻ってからはコーナーからのダイビングエルボードロップと畳みかける。
立ち上がった園崎にバックドロップを仕掛け、カウント2を奪う。 9分10秒園崎はマウント張り手で流れを取り戻そうとするが、里は必殺のジャンピングヘッドバットでカウント2.9とし主導権を譲らない。その後もバックドロップ、ラリアートと責め続ける。 中盤、ブレーンバスターを切り返した園崎がフライングボディアタックで反撃。カウントは2。
その後はトップロープからの攻防が続く。お互いにダイビングエルボー、ボディプレスの応酬。
13分に再び場外戦を終え、リングに戻った園崎が必殺のリバースゴリー・スペシャル・ボムを放つがカウントは2!再びトップロープからのダイビング技合戦の後、16分に2回目のリバースゴリー・スペシャル・ボムが炸裂するも、カウントは2.9!
ここから里はベリー・トゥ・ベリー、バックドロップと反撃。この時点で園崎のスタミナは限界に達したようで明らかに動きが鈍ってきた。 終盤、里のフィッシャーマンバスター、園崎のジャンピングパイルドライバーと、大技の応酬。しかし、気力とスタミナの残る里が執念のバックドロップからフォールを奪い勝利!
その他の試合結果。
及川の打撃・関節技は的確にヒットしていたが、ダイアナの鋼ボディには効果が薄かった様だ。最後はダイアナのパワーに押される形で敗北。
鳳は持てる技術を序盤から惜しみなく出し続けるも、雷光寺は全てを急所を外す受けでチャンスを待っていた。最後は必殺のスカイハイ・トルネードを叩き込み完勝。