今回紹介するのは「Blood Camp」。steamで発売中のホラーゲーム。
タイトル画面から漂う80年代B級ホラーテイストが堪らないが、内容もまさにそれを地で行く展開。
オマケにグラフィックが初代PS調のローポリゴンで、画面にVHS風のノイズが走る演出で雰囲気でも80年代を演出。
<基本操作>
W・A・S・D:移動
shift:(押しながら移動)走る
E:インタラクト
I:インベントリ
F:フラッシュライト
R:リロード
マウス右ボタン:銃を構える(拳銃所有時)
マウス左ボタン:銃を撃つ(拳銃所有時)
移動は画面切り替え式で、同じ様な背景が続くので若干迷いやすい。しかし、移動場所は限られているし、場所自体多くないので大丈夫だろう。
子供の頃、家族でキャンプをしていたところ、豚の仮面をつけた殺人鬼に襲われ母を失った主人公。
数年後(1986年)友人たちに誘われ件のキャンプ場を訪れる主人公。しかし、そこでまたしても豚の仮面の殺人鬼に襲われ友人が次々に惨殺されていく。主人公は逃げのびる事が出来るのか?そして殺人鬼の正体とは・・・
内容は、脱出の為のアイテムをキャンプ場周辺で集めて助けを求めるという展開。イベントが起こる度に行ける場所が増えるし、先に述べた通り、場所自体少なくお使い自体も単純だ。殺人鬼から逃げながらイベントアイテムを探して脱出するパターンとなる。
ゲーム自体、短編で1時間程度でエンディングを迎える事が出来るだろう。
注意しなければならないのは、インベントリ画面を開いても時間が停止する事はなく、回復をする時は敵から十分に離れ、素早く行わないとダメージを受ける事になる。
また、銃を撃つ時は先ず構えるのだが、正面を見ていても何故か左方向に構えるので方向キーで調整が必要。最初から右方向に位置調整をしてから構える等の対策をしないと照準が付けづらい。
<総評>
とにもかくにも80年代B級ホラーを観ていた世代は、物語の設定だけで楽しく感じるだろう。おバカなティーンエイジャーがキャンプ場で殺人鬼に襲われるというのは「13日の金曜日」からのお馴染みの展開。
殺人鬼が(正体は何であれ)銃で撃っても死なないという身体というのもお約束。更に、今作の豚の仮面の殺人鬼というのは、伝説のカルトムービー「地獄のモーテル」そのもの(武器はチェーンソーではないが)で、作品を知る身としてはこれだけでお腹一杯の展開。(笑)
ローポリゴンのレトロ調グラフィックと画面のノイズを含め、時代を感じさせる演出が楽しめる。プレイ時間は短いが、雰囲気を楽しむゲームとしては十分その役目を果たしている。
恐いけど笑えるB級ホラー映画の世界を楽しもう!
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