*以下はアダルト作品のレビューに付き、18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
今回紹介するのは「Wipe Girls 0」。
steamで発売中の、陣取りアクションゲーム。
フィールド内で青い円形の自機を移動させ、マウス右クリックの押し込みで同心円状に陣地を広げていく。再び右クリックを離す事で陣地を獲得する。
広げている間は移動が出来ず、敵に触れるとHPが減り、陣地もキャンセルされる。HPが無くなるとゲームオーバー。(と思われる)
一定の陣地を獲得する事でステージクリアとなる。
操作感覚は異なるが、ルールとしては「クイックス」だ。
自機はマウス操作から若干遅れて移動する感じで、少し操作感が気になる。
敵は自機が陣地を取り始めると集まってくるが、陣地を取ると蜘蛛の子を散らす様に離れていくアルゴリズム。ステージが進むにつれ敵の数が増えていき隙が少なくなる仕様だ。
黒いフィールドから始まり、覗き穴を開ける感覚でマスク下の画像が見えていく感覚が面白い。
ステージクリア後は、ご褒美グラフィックと共に妙な翻訳の物語を楽しむ事が出来る。
(正直あってもなくてもどうでもいい)
ゲーム自体も単純ではあるが面白いし、ご褒美グラフィックも良い出来なのだが、一つだけどうしても気になり、許せない部分がある。
上記は最終ステージのご褒美グラフィックだが、それまでの質と全く異なりレベルが格段に落ちたグラフィックが表示される。
この落差は酷いモノで、正直金返せレベルである。
最終ステージは、いわゆるセックスシーンで、一番のハイライトなのだが、表示されるグラフィックがコレでは、今迄の苦労を水に流され興奮するどころの騒ぎではない。
ちなみに女の子は全部で4人だが全て同じ仕様で、最終面だけどうしようもない低レベルグラフィックが表示される。
この原因は、最終面以前のグラフィックがAIを利用した画像であるのに対し、最終面は手描きグラフィックである事だろう。
なぜそうなるのか?
最終面はいわゆるセックスシーンで、男女のカラミを表示しなければならないが、恐らく制作側のAIエンジンで、セックスシーンを描かせる事が出来なかったからだろう。
苦し紛れに手描きのグラフィックを挿入したが、如何せんレベルが低過ぎたのだ。
制作側はセックスシーンに執着し、ユーザーの求めるモノを無視したのだ。
挿入に拘らず、全裸のエロいポーズのAI画像だけで良かったのだ。
AIを使用したグラフィックは、誰でも一定レベル以上のグラフィックを描かせる事が出来るのに、それに気付かず低レベルな手描きグラフィックを入れ込んだ罪は大きい。
これは、エロゲーは挿入シーンが有れば文句ないだろ?という、ユーザー無視の上から目線とグラフィックの質も無視したやっつけ仕事をした作り手の傲慢さが垣間見える。
ココが許せない!
エロゲーに限らず、ユーザーを無視したゲームは酷評に値する。
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