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執筆者の写真竜騎士

やんやんの激闘同窓会

更新日:2023年4月16日

*以下は、アダルト作品のレビューに付き、18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。

今回紹介するのは「やんやんの激闘同窓会」。

PCー98で「天津堂」より発売された美少女ゲーム。

内容は、UN●をモチーフ(ほぼそのまま)としたカードゲーム。

青・赤・白・黒の各種カードを色・同数字で順番に出していき、最終的に一番早く手札を無くした人が勝利する。勝利後ポイントが貰え、3ラウンド終了時点で得点が一番多かった人が罰ゲームとして脱がせるキャラを指定するという脱衣カードバトル!(笑)


ゲームを開始する前に、参加キャラを選択する。選択できるキャラ4名+プレイヤーを入れて5名で争う。参加キャラは、それまで発売された天津堂ゲームに登場するキャラ達。まさにオールスター戦である。

PCー98黄金時代、数多くの美少女ゲームが発売されてきたわけだが、天津堂はその独自のグラフィック(の塗り)で人気のあったメーカー。

滑らかな肌の表現はドット(タイル)グラフィックの究極とも言え、アニメ塗りとリアル塗りの中間で実に個性的だった。ウィンドウズ登場以前のDOSV機では、間違いなく最高峰に近いグラフィック技術だったと思う。


私は当時、美少女ゲームメーカーの雄「elf」の信者で、同社の作品を基準に他社の作品を評価していた。

今はエロゲー(抜きゲー)が大半ではあるが、当時は抜く実用性と共にゲームとして遊べる事が重要だった。(この件に関しては、別コラムで再三述べている)

天津堂に関しては、このゲームが発売されるまではグラフィックはスゴいがゲームはノベルであり、ゲームではないと思っていたので購入は控えていた(GRは買ったけど・・・^_^;)。

そこに、カードゲームというそれだけで遊べるゲームの発売という事で、速攻購入した記憶がある。(笑)

数多くのキャラが登場するが、中でも天津堂のデビュー作「マーシャルエイジ」に登場する「槇村 博子」がお気に入りで、彼女を負かす事に全力を注いでいたものだ。(笑)

脱衣シーンでのプレイ内容とセリフがエロくて、好きだった。


脱衣シーンは、差分画が表示されていくだけだが、これは現在のゲームも同様なので問題ない。しかし、このグラフィッククオリティは、現在見ても驚きのレベルである。

現在は汎用ツールの出回りで、初心者でもある程度のクオリティの画が画ける。しかし、当時は各社が独自色を出す為に鎬を削っていた。

多様なグラフィック(塗り)が登場し、それぞれが各社のブランドイメージにもなっていった事を考えると多様性の重要性が判る。


現在レトロブームで、8・16bitコンシューマ機的なグラフィックのゲームは多く作られているが、天津堂の様な微妙にレトロ感があるグラフィックでのゲームは中々見受けられない。

しかし、今だからこそ、かつての最高峰グラフィックを敢えて再現するという作品が出てきても面白いのではないか、とオールドゲーマーは考えてしまうのだ。(笑)


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