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  • 執筆者の写真竜騎士

思い出ゲーム10本勝負(6)

更新日:4月27日

このコラムでは、私がこれまで触れてきたゲームの中で、特に記憶に残るゲームを紹介していく。尚、「触れてきた」という意味は、実際に遊んだ、というだけではなく、見掛けただけ、というゲームも含む。まぁ、本当に気になるゲームについて、思い出を語っていく内容がメインとなる。また、各作品に関して詳しいデータ(発売時期等)は述べないし、記憶の希釈で間違っている部分もあるだろうが、ご容赦願いたい。


では、早速行ってみよう!


①「アランティア」

クロスメディアソフトなるメーカーが、PC-98で発売した疑似3Dシューティングゲーム。

いわゆる「スペースハリアー」タイプのゲームで、主人公が美少女という仕様。

当時所持していたPC-98で発売されていたのだが、購入はしていない。

というのも、やはり当時のPCでアクションゲームをプレイする気にはならなかったからだ。

また、当時のPCソフトはかなり高額で、買い逃す事は二度と手に入れる事が出来ない様な感じであった。(田舎に住んでいたので尚更である)更に言えば、聞いた事のないメーカーのソフトという事も、以後の入手を困難にさせていた事だろう。

ただ、キャラクターは良く、美少女ゲームと言っても過言ではない出来のグラフィックで、雑誌の記事で見ただけだったが、タイトルはずっと覚えていた。

キャラは、当時のOVAの流行りを彷彿させるデザイン。今となって見ると、貴重なサブカル資料とも言えるのではないだろうか?


②「ここは楽園荘」

*以下はアダルト作品のレビューに付き、18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。

フォスターがPCで発売したエロアドヴェンチャーゲーム・・・というか半ノベルゲーム・・・というかノベルゲーム・・・というかエロノベル。


叔父が経営するマンション「楽園荘」の管理人を任された主人公が、(何故か女性だけが済む)マンションで住人の女の子達とハメまくる内容。

*ちなみに、何故女性だけが住人なのかは物語の核になるのだが、どうでもいいと言えばどうでもいい。

同じ様な内容のゲームを酷評してきたが、こちらの方が遥かに古く先駆け。つまり、美少女ゲーム全盛時代に既にヌキゲーは登場していたわけだ。

このゲームは、グラフィックがスゴく気になっていた。

というのも、キャラクターが「同級生」のパクリで、流行りに乗ってそれだけで売ろうといいう魂胆が見え見えだった。恐ろしい事に、ヒロインは同級生で人気のあったキャラ「田中美沙」と同じ名前で、デザインもほぼ同じだった。これを見た時は流石に情報誌も掲載に苦労したのでは?と感じた。

ところが同級生とは作画レベルがダンチで、劣化版もいいところであった。正確には力の入ったシーンと他のシーンで作画崩壊レベルのヒドい差があった。

ただ、当時はこういったレベルでも出せば売れるという異常事態で、これが最終的にユーザーの飽きを加速させ、美少女ゲームの衰退と、てっとり早くヌケるヌキゲーの跳梁を招く事になった。

ちなみにこの作品はシリーズ化され3まで発売されている。2以降はキャラクターデザインが変わりまともになったが、内容は似たようなモノだろう。(未プレイ)


③「Simple 2000 Series Ultimate Vol. 6 ラブ★アッパー!」

D3パブリッシャーが、SIMPLE2000シリーズとしてPS2で発売したボクシングゲーム。

SIMPLE2000シリーズは、PS時代から低価格路線でゲームを供給してきたシリーズのPS2版。

プレイヤーキャラが全て女性で、モチーフが好きなスポーツであるボクシングという事で、サクッと購入した記憶がある。

体力ゲージとスタミナゲージがあり、スタミナが減少するとガードや動きが鈍くなる仕様・・・だったと思う。(なのでボディブローが攻略のキモ)

ジャブ・ストレート・フック・アッパー・ボディと、基本的なパンチ攻撃が出来る。また、各キャラに必殺技があり、体力の削りから1発逆転と試合の攻防に色を添えている。

キャラの動きやバランスはそれなりなのだが、これは低価格ゲームとしてデフォルトで、低価格ゲームはこの「それなり」を維持する事が命題だと言える。

この「ラブ~」シリーズには「双葉理保」という名物キャラもいて、シリーズ化しやすくなっていたし、遊べるギャルゲーとしてみれば良く出来ていると思う。

PSから(家庭用ゲーム機の)供給媒体がCDーROMとなり、ゲームの低価格化が進んだが、それでもゲームは高額であり、どれを購入すべきかは大きな問題であった。(まぁ、これはDL販売となった今でも変わりはしないが・・・)

そんな中、低価格で(それなりに)遊べるゲーム、というSimpleシリーズはありがたい存在であった。

考えてみれば、「それなり」でも、遊んだ感を感じさせてくれるゲームを作る事は難しい事だと思う。それを、シリーズとして打ち出してきたD3パブリッシャーには、敬意を表したい次第だ。

<続く>


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