アニメ・ゲーム世代である身だが、子供の頃に憧れた女性はやはり漫画のキャラクターであった。漫画は身近な存在だった為そうしたキャラクターに憧れる事は必然だった。 中でも、少年漫画誌のキャラはより身近な存在だったと言える。
最初に憧れたキャラはハッキリしないが、その後の好みの女性の傾向を決めたであろう、あるキャラクターは、忘れる事が出来ない。そんな思い出のキャラクターを徒然なるままに記していきたい。
また、近年そのクオリティが高まっている「コスプレイヤー」(女性)も、この場で紹介していきたい。画像加工を利用し、より2.5次元感が増し、より煩悩を刺激してくる彼女達。どこまで2次元を再現できるか。その気力に期待したい。
①「鮎川まどか」
まつもと泉氏が、週刊少年ジャンプで連載していた「きまぐれオレンジ★ロード」のヒロインだ。(きまぐれオレンジ★ロードは、アニメ化もされ人気を博した。高田明美氏のキャラデザインも秀逸だが、今回は原作でのお話とさせていただく)
まつもと氏の描くキャラクターはポップでキュート。当時のジャンプでは珍しい絵柄で目を惹いた。(デザイン的な扉絵などにワクワクしたモノだ)
連載初期はその時代を映してか、不良少女として描かれていたが、話数が進むにつれツンデレキャラとして確立されて行った。不良キャラに憧れるのは、ある意味思春期の特徴といえるが、当時の読者であった自分も、もれなくその洗礼を受けた形となる。
とはいえ、不良云々よりもツンデレキャラに惹かれたといったところが正解だ。
判り易いギャップ萌えで、免疫のない男子が喰いついた事は想像に難くない。
元々年上(系)のキャラが好きで、見た目それっぽく見えるこのキャラは、どストライクだった。それは、もう一人のヒロイン「ひかる」との判り易い対比で更に際立ったモノだった。
作品のストーリー的には(失礼ながら)特に見るべきものは無いのだが、キャラクターに関しては、後のマンガをはじめ、アニメ・ゲーム等のサブカル界に与えた影響は大きいと思う。
残念ながら、まつもと泉氏は既に鬼籍に入っており、新たな作品などを読む事は出来ない。
しかし、残された作品からは、まだ新たな時代へのエネルギーを感じる事が出来るだろう。日本のマンガ界にとって、忘れてはいけない作品の一つだ。
<注意>
以下に紹介する作品は、アダルト作品です。
②「フレア」
アダルトアニメ「リヨン伝説 フレア」の主人公であるフレア。
かなり昔の作品であるが、当時レンタルではなく、なけなしの金でソフトを購入した作品。
詳しいストーリーは忘れたが、平和なリヨンの世界に侵略者が現れ、フレアを王女とする美女だらけの王国を蹂躙。悪の親玉が美女たちを犯しまくる。最後は美男な王子が悪を倒してめでたしめでたし・・・といった内容、だったと思う。
後に「獣神ライガー」等のキャラデザインをする事になる「内田 順久」のキュートでセクシーなキャラデザインがハマった。
当時はこういったアダルトアニメが手軽に視聴できる環境ではなく、書店で購入したグラフィックストーリーブックにかじりついて妄想力を増大させていた。
AVメーカーである宇宙企画が絡んだこのアダルトアニメはシリーズ化される。フレアも何作か作られているが、続編の2以降はキャラクターデザインも変わってしまい、個人的に視聴はしていない。
結局、アダルト系アニメは、自分好みのキャラかどうかのみが重要で、作品の世界観は2の次3の次の話。タイトルを踏襲しても意味が無いのだ。
ちなみに、この2もソフトを購入した記憶があるが、両作品とも現在敷地内のどこかにひっそりと眠っている・・・^_^;
アダルトアニメは、弱小アニメ制作会社の資金回収の面がある気がするのだが、TVでは見られないハイクオリティの作画を観る事が出来る。そういった意味ではOVAが当時の最先端技術を観る機会だっただろうが、先ずはエロからというのはサブカル世界ではもはや常識。(笑)
③「ミア・アリス」
アニメ「破邪大星ダンガイオー」に登場する主要キャラの一人。
ダンガイオー自体は当時視聴しておらず、随分後になって観たのだが、キャラクターは当時から気になっていた。
レオタードがデフォルトコスチュームという、ある意味当時の流行り(?)を取り入れたキャラ。(確か、超能力を発揮しやすいコス、という設定だったような・・・)
当時はストッキングを履いたコスチュームに、なんで生足じゃないんだ!と憤っていた気がするが、今ならストッキングも良いモノである事を理解している。(笑)
キャラクターデザインは「平野俊弘」氏で、この時代に人気のあったキャラクター造形。どことなくエロい雰囲気(コスチュームを抜きにして)がある所がお気に入りだ。
④「Azami」
コスプレイヤー。
コスプレも何世代か経過して、かなりレベルが高い衣装とコスプレイヤーが登場している。
とはいえ、最近のコスプレは何のキャラなのかさっぱり判らない・・・元のサブカルにすっかり疎くなってきている・・・^_^;
ただ、画像として素晴らしい事は伝わってくるし、正にコスプレのポイントである2.5次元を体現しているコスプレイヤーが多数存在している。(もちろん画像加工技術も導入されているだろうが)
このAzamiさんは、現時点で一押しのコスプレイヤーで、この可愛さに負けない男はいないだろう、という位のキュートさとセクシーさを併せ持つ逸材。2.5次元の妖精と呼んで差支えないだろう。
何のコスプレか全く判らないが、全力で応援したい!(笑)
⑤「Byoru」
コスプレイヤー。
最近のコスプレはコスチュームの過激さが目に付く。これはコスプレの世界だけではなく、グラビアアイドルの世界でも同じだ。ブラジル水着的な体を覆う面積が極端に少ない水着がグラビア界でも持て囃されている。
当然露出が大きい程人の目を惹くし、それが(単純な)人気に繋がる。個人的には悪いことではないと思うが、この状態が続く事は如何なものか、と思っている。
そもそも、元のコスプレを大胆にアレンジしてわざわざエロくする事は、人気取り以外の何物でもなく、反ってそれがコスプレの地位、というか意義を揺るがす事になりかねないだろうか、と懸念している。
私がコスプレに触れたのが、コスプレ黎明期という事もあり、コスプレ=ニッチな趣味というイメージが今も離れない。時代が変わり今のコスプレの地位は格段に上がっているのかもしれないが、それでも、目先の人気取りに走っている様に見えるコスプレには少なからず危機感を持っている。(とはいえ、元のキャラも最初から過激な衣装になる傾向はあるだろう)
加えて、昔からコスプレには微妙な淫靡さが付き物だった。(AVで女子高生や看護婦、CA物は定番だし)そこにアニメやゲームキャラのエロい姿を想像させるコスプレイヤーがいれば、その辺りのイメージは加速されるだろう。
この「Byoru」さんは、過激ながらオイリーな肌で見せる事に拘りがある様で、多くの作品でオイルまみれのツルテカコスプレを披露してくれている。かなり男のリビドーを刺激する事を狙って作品に取り組んでいる事が判り、そこが逆に素晴らしい。
⑥「雨波」
コスプレイヤー。
現時点で、近年のコスプレスタンダードレベルを創り上げた人と認識している。
コスチュームの出来と露出、そこからくるエロさ、画像作品としてのレベルが高く、作品も多く発表されている。
2.5次元の再現が素晴らしく、近代コスプレイヤーとして第一人者の一人だと思う。
コスプレの過激路線とセクシー路線の中間に位置する重要なポジションを守り、コスプレ全体のレベル向上の為、今後も活躍を期待している。
⑦「宮内知美」
この方はコスプレイヤーではなく(元)アイドルであるが、とあるコスプレが今でも記憶に焼き付いているのでここで紹介する。
彼女は確かミス・チャンピオン出身だと思ったが、そのスレンダーボディと日本人形の様に整った大人びたルックスで、デビュー当時から目に付いていたのだが、SNKが開発した対戦格闘ゲーム「餓狼伝説2」(スーパーファミコン版)のCMで、不知火舞役を演じ、その完成度の高さが目を惹いた。
今でこそ、巨乳と明るいキャラクターがウリの同キャラだが、初登場時は(巨乳派ともかく)彼女が演じたイメージの様なミステリアスな雰囲気もあったのだ。
このコスプレで雑誌の表紙やグラビアも披露していて、掲載した攻略本は今でも大切に保管している。
当時アイドルのするコスプレというのは風俗と変わらず、ナースやバニーガールといった定番コスチュームばかりだったが、そこにゲームキャラクターという、本場(?)のコスプレが入ってきた黎明期であり、そこに上手くハマったのが彼女だ。
⑧「水野美紀」
上記の不知火舞のコスプレ以前に、元祖対戦格闘ゲーム「ストリートファイターⅡ」のCMにて紅一点の「春麗」を演じたアクション女優の彼女。
ご覧の様に完成度は高い。
彼女のコスプレは、ある意味ゲームキャラのコスプレのレベルを押し上げたとも言える。
かつてコスプレの基本はアニメキャラだったのだが、そこにゲームキャラという波を立てたのがストリートファイターⅡであり春麗だった。そのキャラを芸能人である彼女が高レベルで再現した事は、今でもこうして書籍や雑誌を保管する程、当時は衝撃的だった。
今も人気のゲームキャラのコスプレだが、その礎を気付いたのが彼女、と言っても決して言い過ぎではないだろう。
<続く>
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