これは、コナミから発売された3D格闘ゲームである。ちなみに読みは”ぶぎ”
操作システムは、8方向1レバー+4ボタン。レバーでキャラクターを移動、ボタンはそれぞれパンチ、キック、キャッチ(投げ)、ディフェンスに割り振られている。一応ディフェンスボタンがこのゲームの特徴らしいが、実際余り意味が無い様に思われます。
その他のシステムは、オーソドックスな3D対戦格闘ゲームで、バーチャファイターと、鉄拳、それにデッド・オア・アライブを足して4で割った感じ。つまり、「これ、どっかで見たなぁ・・・」と言ったシステムです。それぞれのゲームをプレイした事のある人でしたら、すんなり(?)遊べるはずです。
操作レスポンス自体は、余り良くありません。特に掴み技からの派生技は、コマンド入力を速めにしなければならないと思います。この辺はプレイしながら憶えるしかありませんが、全て速め(連打)で良いでしょう。クリアするだけなら、ある程度パターン化できるので私のようなライトユーザーでも楽勝(1コインクリアも有り)です。
さて、こんなゲームを何故私が購入したのか?その理由は、キャラクターにあります。 登場キャラクターはデフォルト9人+それぞれの中ボス9人+ボス1人+ラスボス1人+隠しキャラ2人の計22人!こう聞くとかなり多く感じるが、殆どがデフォルトキャラのコンパチキャラです。(ちなみに全員使用可能) そんなキャラの中で私が目を奪われたのは、骨法+截拳道の使い手で、麻薬Gメンの「ダグラス・アンダーソン」なるキャラクターである。何が目を惹いたかって、この人、まんまセガール御大なんですよ!見た目は勿論、使用する技から勝利ポーズまで、まんま彼です! ええ、彼の為だけに買いましたよ。 その他のキャラクターも何処かで見た事のある方々が多く、バーチャから出張して来たような金髪ケンカ兄ちゃんや、デドアラから出張のレスリング少女等々、当然使用する技の数々も、「どっかでみたなぁ・・・」といった物。 そんな中、セガール御大と共に注目したいのは、椿流強い道(要するに鉄拳3のリン・シャオユウが使ってるヤツ)の使い手「椿 沙夜」。彼女は、まんま「広末 涼子」です。(時代を感じますな)セガールVS広末!と、いう夢の対決も実現!(嬉しくないけど) 何といってもセガール御大の使用率が高いが、私のもう一人のお気に入りは、酔拳の使い手「鴻 玉梨」。(フォン ユゥリイ)様々な構えのあるゲームだが、この酔拳の構えからの攻撃は、使っていて楽しいものがある。 さて、キャラクター関係の話が多かったが、ライトユーザーで少しでも極めようと感じる人にとっては、中々遊べるゲームだと思う。キャラにピン!と来るならば、中古で買っても良いのではなかろうか? 最後に、全てのキャラを使用可能にすると、おまけゲームとして「ランニング武戯」なるモードが出現する。これは、武戯のキャラを使ったレースゲームで、選んだコースのランニングタイムを競うもの。当然、キャラによりダッシュ力等の性能差がある。暇潰しには良いかもしれない。 余談だが、このゲームについてずっと思っていた事がある。 それは、このゲームは、当時アーケードで稼働していた(実機を見た事はないが・・・)ファイティング武術(ウーシュ)というゲームの移植版ではないか?という事だ。 ベタ移植ではないが、骨法を使うキャラや、技を掛けた時の残像エフェクトがそんな感じなのだが? ファイティング武術は個人的にプレイしたかったが、近所のゲーセンには入荷せず、残念な思いを抱いていた。その為、この武戯の画面を見た時にこれは!と感じ、買った記憶がある。 実際どうなのかな? 最後に、もう一点。このゲーム、地味に音楽が良いです!(16/01)
セガール拳炸裂!!!
セガールVS広末!
女性キャラは良い感じです。
当時は、酔拳の使い手キャラは珍しかったと思います。