.jpg)
このコラムでは、オフロード走破物資運搬ゲーム「SnowRunner」のマップ走破ガイドを記していきたい。
いきなり結論から言うと、路面状況に合ったタイヤと車両パワーがあればどんなマップでも概ね走破が可能。細かい違いは路面の傾斜や凹凸、道幅、積載貨物の大きさ等だが、それらもタイヤと車両パワーがマッチしていれば、ほぼほぼ問題ない。
＜路面状況＞
大きく分けて５つの路面状況がある。
①舗装道路
どんなタイヤやパワーでも問題なく走破が可能。ただし、ゲーム的にほぼ無い路面状況である。
②オフロード
路面は土が露出しているが踏み固められている状態。また、河原など大小の石が敷き詰められた状態や岩場。ノーマルタイヤでも走破が可能だが、凹凸が激しく小型車両やパワーの無い車両は走行に注意が必要。
③泥濘
ゲームの大半がこの地形となる。尚、泥は勿論、雪道も同様の路面状態である。車体が沈み込み走破は困難。最低でもオフロードタイヤが必須で、小型車両は専用のマッドタイヤがベスト。
④凍結
オールテレーンタイヤ以上であれば走行自体は可能だが、チェーン付きタイヤでないと停止・再スタート時にかなり滑る為走行は困難になる。
⑤水没
道が冠水している状態。水深が一定の高さであれば走行が可能で、水没している路面状況に合ったタイヤで走破が可能だが、実質オフロード・マッドタイヤの2択。また、水深によりシュノーケルが必須だ。
＊補足
路面状況は落下物や樹木などの障害物にも左右される。
小石や岩は判り易いが、注意しなければならないのは倒木。根がある大きな倒木の根部分は、小型車両より（車高が低い）大型車両が引っ掛かり易く動きを止められてしまう。水没した泥の中にある根に引っ掛かると、何もない所で身動きが出来なくなる感じになる。
また、意外に盲点なのが中型の樹木で、林を抜けようとしたところ、枝に引っ掛かり進めなくなる事がままある。ルーフの荷物等に引っ掛かるので、小型車両は装備に気を使わなくてはならない。
＜運転時注意点＞
どんな道でも走行時は轍を信用しない方が良い。
轍が泥濘でも、轍の外側はオフロードで走行しやすい状況が多々ある。同様に、道を無視して走る事も重要。地形を見て走りやすそうな道を選択出来るようになろう。
また、トラックはかなりの登攀能力がある為、一瞬ひるんでしまう崖の様な坂もチャレンジしていく事を勧める。
天候にも気をつけたい。
雨が降ると路面状況が滑りやすくなり、オフロードでも走りづらくなるポイントが発生する。また、霧は前方が見えづらくなる為、現実同様運転には注意が必要だ。
夜の運転も要注意。
視界が狭く路面の凹凸が判り辛い。急にくぼみにハマって車体のコントロールが効かなくなることもある為、特に小型車両は注意が必要だ。
ウインチでの牽引やトレーラーをドッキングさせた時は、内輪差に注意。
建物などのオブジェクトを壊す事でペナルティはない（ダメージを負う位）が、トレーラーや貨物が地形に引っ掛かる事は避けたい。
仮に、地形にトレーラーがハマり、ウインチ等でも状態回復が出来ない場合、荷物を捨て回収するという事態に陥る。その場合、トラックはガレージに戻る事が出来るが、トレーラーはその場に放置していく事になる。再度のドッキングや場合によっては移動作業が発生し、かなりの手間となる為、牽引時はハマらないよう細心の注意が必要だ。
＜ギアについて＞
細かい事だが、燃料の概念がある為2駆・4駆の切り替えは小まめに行おう。スカウト車両はパワーが無い為泥濘での燃料消費が激しい。ルーフラック等で追加の燃料を携帯しても行動範囲が狭くなる可能性があるので、出来るだけ燃費良く走る様にギアの切り替えと走行進路を定めよう。
デフォルトではオート（A）、ロー（L）、バック（B)、ニュートラル（N）の4段階ギアだが、ギアボックスのアップグレードによりハイ（H）ギアが追加される事がある。
ハイギアは、パワーを犠牲にして燃費を抑える為のギア。
通常は操作性の楽なオートで十分だが、長距離移動時はハイギアの併用が必須。ちなみに、ハイギアでは単純にオートの燃費を半分に抑える（デフロック未使用では3分の1以下になる事もある）為、使わない手はない。
但し、エンジンの回転数が落ちるとギアを維持できなくなるので注意が必要だ。
＜車両紹介＞
＜スカウト＞
最初に乗るデフォルト車両。重心も安定していて走りやすい。マップ内の偵察は基本この車両で行う。
＜スカウト＞
車高が高くバランスが悪い。スカウト車両だが路面の凹凸に弱く探索向きではない。ルーフラックに修理用品を多く積載できる事が唯一の長所だ。
＜ハイウェイ＞
初期時の主力トラック。パーツのアップグレードによりエンジンパワーを上げる事で少々無茶な地形も走破できるようになる。
＜ヘビーデューティー＞
中型車両。貨物が積載できるスカウト車両という感じで、細かい道を走破できる。場面によっては活躍できる車両。
＜ヘビーデューティー＞
大型車両。パワー・足回り共に申し分のない車両で、主力となる車両。
＜ヘビー＞
超重量級車両。単体で通常トラックの2倍の積載量がある事が強み。そのぶん車体が長いので運転には注意が必要。パワーは申し分なく、ノーマルギアで水没地形も走破が可能。
＜マップ＞
以下、各マップでの走行ガイドとなる。
全体マップの赤線は各施設（緑〇）に通じる主要道路。
青はショートカットやサブ道路。ショートカットは、基本路面状況（道幅や傾斜、凹凸）が悪く、車両の装備と搬送貨物の状態で使用を判断しよう。
黄色〇は、初期状態では通行不能で、資材を運んでインフラを整備した後で通れる箇所を記す。
尚、主要道路の表示などは個人的ベストルートである事をご了承願いたい。
また、ゲーム内でマップは360度回転させて表示が可能だが、このコラム内での方角は記載したマップでの物とさせて頂く。
◇アメリカ ミシガン◇
「ブラック・リバー」
最初のマップ。
全体的に初期装備でも走りやすいマップだが、何か所か通行止め箇所があり、インフラを整備するまでが一苦労のマップ。
尚、インフラ整備には何種類かの資材が必要だが、指定された順番で資材を届ける必要があるので注意が必要だ。
ガレージから倉庫へ向かう泥濘が初期状態では非常にツラい。倉庫は何回も訪れる施設なので、轍の無視や道路以外を走るテクニックを身に付けよう。
赤い主要道路は、ほぼ舗装道路かオフロードでかなり走りやすい。大回りしているが、主要施設へのアクセスが容易な為、結果的に効率良く走行できる。
マップ上部の丸太ステーションに向かうショートカットは川を渡るルートの為、車高を上げエンジンパワーを上げた大型車両で、全輪駆動・オフロードタイヤ以上の装備が必須。
マップ間を移動するタスクにチャレンジ出来るようになっていれば、相応の装備になっているので問題ないだろうが、貨物を積載しての渡河は難しい。一方通行のショートカットと割り切ろう。
デフォルトの2台のトラックの他、別のトラックを回収できるので、幅広くミッションが遂行できるだろう。
尚、マップ左上からスミスビル・ダムに移動出来る。
「スミスビル・ダム」
ダムを中心に上下に分かれているイメージのマップ。
マップ上部は起伏・泥濘が酷い道が多く、特に左上の物流拠点と右側の燃料ステーションから下方向は、装備次第ではツラい道のりとなる。
このマップを起点に3つの地域に移動が可能で、「アメリカ ミシガン」の要となるマップだ。
物流拠点への主要道路は泥濘が酷く、起伏やバンクが厳しい場所がある。重量物運搬時は少しの起伏でも泥濘で大きく貨物が傾くので注意が必要だ。
マップ下部の左右からそれぞれ「ドラモンド島」「アイランド湖」へ移動が可能だが、ガレージからの道のりが長い。特にアイランド湖への主要道路は、平坦で走りやすいというだけで、実際は水没した道（とは言えない道）を走破しなければならない為、装備が整っていない場合はお勧めできない。
また、そのアイランド湖への道程には冠水が激しく道がほぼ見えない状態の場所があるが、電柱の並びを見てある程度進路を定める事が出来る。慣れないうちはゲーム内のマップも開きながら確実に進もう。カメラ位置を調整し、川底を見ながらしっかりと川底が見えるルートを取る事でハマる事を防ぎ余計な燃料を使わない様にしよう。基本、轍の少し外側を走ると良いだろう。
採石場を超えてアオリ付きトレーラーが放置されてる舗装道路が途切れてすぐ、上記のアイランド湖への道へのショートカットがあるが、進入路がかなりの急傾斜で、スピードをコントロールしないと横転の危険性がある。また、この急傾斜は逆走が難しい為一方通行のショートカットと考えよう。（もっとも、タスク的に逆走する意味はほぼ無いと思われるが・・・）
装備によってはアイランド湖への道程はサブ道路を走破する事になるが、起伏が激しくスカウト車両では横転の危険が伴い、大型車両はそもそも道幅が狭く走破は困難だ。（通れない事はない）スカウト車両は、横転に備え独立型ウインチの装備を勧める。
反って、ドラモンド島への道のりは走りやすい路面状況だが、山間のワインディングロードが続き航続距離を稼がされる。
どちらの地域に行くにしろ、砕石所近くを通過する為に川を渡る橋を修理しなくてはならない。橋の修理資材は川を越えたドラモンド島へのトンネル近くにある倉庫にあるので、1回は無理やり川を渡る必要がある。ダムを超えて左右から川を渡れるルートがあるが、左から大きく回り込む様に河原を渡るルートがお勧め。ここを使い資材を運ぶ事が出来れば、以後橋を使っての通行が可能になる。
その採石場は、殆どがオフロード状態だが大小の岩が多数転がっていて走りづらい。更にらせん状の道で中心に向かってバンクしている個所もある為運転には注意が必要だ。らせん道を使わないショートカット道路もあるが、車体・装備が整っていても使用はお勧めできない。
掘削現場に向かう北側からの主要道路の途中、森林作業者の家の前は立っている電柱で道幅が狭く泥濘もひどい為注意が必要。特に大きな資材をけん引している時は要注意だ。上りも下りも走行ルートを定めておかないと思わぬところでハマってしまう。
また、農場への道はマップではショートカットとなっているが、オフロードタイヤ以上であれば主要道路に変わる。ただし、水没面を良く見て走らないとハマってしまうので注意する事。
物流の要的マップとはいえ接続状況が悪い中継地点といえるマップ。激しい起伏での操作に慣れるには良いマップかも知れない。
「アイランド湖」
中央の主要道路で水没面と山岳面に分けられるマップ。
水没面は殆どが泥濘で、オフロードタイヤ以上でなければ走破がままならない。特に小型車両はマッドタイヤが必須だ。また、小型車両はこの道路状態により燃料消費が激しい。行き先によっては追加燃料装備が必要だろう。
最初に来た時は主要道路の橋が落ちている為、大型トラックで木材ステーションから板材を運んで橋を修理しよう。
このマップには、ヘビー車両が放置されている。タスクで車両を修理する事で入手が可能だ。
マップ的には主要道路でスミスビル・ダムとドラモンド島を結ぶだけの場所で、泥濘も小型車両以外は道幅は狭いが問題なく走破できる楽なマップだ。
橋を直すタスクが多いが、マップ内の木材ステーションを利用できるので大型車両で一気に橋を直していこう。
その大型車の走行で直した橋を使い木材ステーションに行く時は注意が必要。
ココだけではないが、車体が長い為直角カーブが曲がりづらい。特にここは橋を使わずパワーで押し切って渡る事が困難な為、車体を上手く橋に乗せて渡る必要がある。
片輪だけ橋に乗せる様にコントロールし後輪を橋に乗せないと脱輪し大事になる。特に貨物積載時は慎重な運転を心掛けよう。
その製材所への橋の手前の道路も狭く、脱輪すると泥濘にハマり車体が大きく傾く。
転倒の危険が高いので、ここも慎重な運転が試される。
もう一つの注意点は、主要道路でドラモンド島へのトンネル近くの十字路付近にある2本の倒木。
どちらも道路に突き出る様に倒れており、スピードを落とさず触れる事でダメージを負う。更に大型車両でも引っ掛かり車体が止まってしまうので、夜間で大型資材牽引時は特に注意が必要だ。
このマップだけではないが、インフラ（橋）を直してからタスクが始まる為、先ずはインフラを整備する事から始めよう。
「ドラモンド島」
大小の島からなるマップ。 スミスビル・ダムよりマップの左下、アイランド湖よりマップ右下から訪れる事が可能。
最初にどちらから訪れても橋が崩落している為、ここを経由してそれぞれのマップを行き来する事は出来ない。
スカウト車両で監視塔を開放するにしても、先ずはインフラである橋を復旧させたほうが良い。特に燃料ステーションへの橋は早急に復旧しよう。この燃料ステーションは、港への橋への資材を運ぶ際重宝するからだ。
その港は、他のエリアへ運ぶ資材がある重要施設。
ただ、トレーラーを使う運搬になる為、港からの橋を渡った後の斜面＋カーブ道が鬼門となる。港からトレーラーを引いていく場合、昇り口でトレーラーを押して位置を整え、登り口の岩場にトレーラーが引っ掛からない様にしよう。（この動作は大きなトレーラーを牽引している場合のカーブでの基本動作だ）
マップとしては、各所の橋が復旧出来ればそれほど走りにくい道はなく楽に走破が出来るが、丸太ステーションから燃料ステーションへ向かうショートカットは斜面になっている為注意が必要。上手く車体の向きを整えないと横転の危険性がある。
タスクで向かう事になる農場のある島の手前は、道幅が狭くバンクしている為、積載物によってはかなり神経を使う道となる。
この様に、主要道路以外は道幅が狭く路面状況がかなり悪い部分が目立つ。走行する為に地形に合った車両を選択しよう。
タスクで行く必要のある中央下の座礁した船のある島は、非常に道が狭いが運ぶべき貨物は大きい。どうしても大型トラックで向かう事になるが、貨物を積載してからの帰路が非常に難しい。トラックの長さ的に普通に曲がる事が不可能な道はウインチを使用するが、前方から引っ張るより後方に取り付け前方の木と繋ぎ、トラックを押す形にした方が良い。このテクニックは他の場面でも応用が利くので覚えておこう。
上記の要注意点と覚えておけば、後は問題なく走破できるだろう。
タスクによって、スミスビル・ダム、アイランド湖から訪れる事になるが、燃料ステーションもあるので容易にタスクを完了できるだろう。
Comments